RUG METHOD / CARE JOURNAL絨毯のシャンプー洗いと丸洗いすすぎと乾燥まで確かめたい理由
「クリーニング済み」と聞いても、絨毯の洗い方は一つではありません。敷いたままの洗浄と、工房へ預ける丸洗いでは、できる作業が変わります。家のラグを頼む前に、汚れを浮かせた後のすすぎと乾燥まで見てみましょう。

まず、外せる絨毯かどうか
オフィスや廊下に固定されたカーペットは、簡単に取り外せません。現場で洗剤を使い、吸引して乾かす洗浄には、そうした場所を手入れできる役割があります。一方、家庭の取り外せるラグは、工房へ預けて全体を洗う選択肢も検討できます。
現場洗浄にも複数の方法があり、すべての業者が同じ設備や手順とは限りません。「シャンプー洗いだから必ず悪い」と決めるより、設置状態と素材、汚れに合った方法かを確認しましょう。

泡で汚れを動かした、その次に
ブラシで洗剤を行き渡らせる工程は、汚れを繊維から離すための作業です。その後、洗浄液をどう回収し、どのようにすすぐかによって、仕上がりの考え方が変わります。回転ブラシを使っている写真だけでは、丸洗いか現場洗浄かは分かりません。
問い合わせでは「表面の洗浄だけですか」「水ですすぐ工程はありますか」「裏側や房も確認しますか」と具体的に聞いてみてください。泡の多さや作業時間だけでなく、一連の流れを知ると依頼内容を理解しやすくなります。
| 項目 | 表面を中心に行う洗浄 | 預かりによる全体洗浄 |
|---|---|---|
| 主な確認点 | 表面の処理範囲と吸引方式 | 表・裏・厚みに合う洗浄範囲 |
| すすぎ | すすぎを行うか、残留成分をどう扱うか | 素材に合うすすぎの工程 |
| 乾燥 | 設置場所での乾燥条件 | 工房の設備と乾燥方法 |
| 適性 | 設置状態や素材、汚れにより判断 | 染色・裏面・劣化によって対応不可もある |
方式の名称だけでは工程を断定できません。依頼先へ具体的な処理内容をご確認ください。

デアが水を使って、洗い流す理由
デアでは、素材と状態を見たうえで、絨毯を工房に広げ、天然石けんと水を使った丸洗いを行います。汚れの目立つ場所だけでなく、日々の使用で全体に付いた皮脂やホコリにも目を向けます。洗浄後は水ですすぎ、汚れを含む洗浄液を流していきます。
以前に別の方法で洗った絨毯は、洗剤や加工の情報もお知らせください。残った成分が作業に影響する場合があります。ただし、泡が出たことだけで原因を断定するのではなく、これまでの手入れと現物の状態を合わせて確認します。

触って乾いたようでも、厚みの奥は別
絨毯は表面のパイルと、その下の基布、裏面などからできています。表面だけが乾いても、内部に湿気が残ることがあります。湿ったまま床へ戻したり家具を置いたりすると、乾きにくい部分ができるため注意が必要です。
丸洗いでは、洗った後の脱水と乾燥まで含めて工程を考えます。デアでも、品物の厚みや素材に合わせて乾燥を進めます。乾燥後も、ご自宅の床や収納の湿気までなくなるわけではないため、戻す場所の掃除と風通しも整えておきましょう。

見た目の汚れ以外も、相談の手がかりに
足裏のべたつき、におい、毛並みのごわつき、房の傷み。気になる点は写真に写るシミだけではありません。大きさ、素材表示、裏側の状態、これまでの手入れを伝えることで、丸洗いの可否や注意点を確認しやすくなります。
洗浄は汚れを落とすためのケアで、摩耗や接着剤の劣化などが元に戻るわけではありません。大切なラグをこれからどう使いたいかも含めて、仕上がりの希望をご相談ください。
絨毯の洗浄工程について
Q.どの絨毯でも丸洗いできますか?
素材、色、裏面の接着や劣化などを確認して判断します。写真と寸法、表示を添えてご相談ください。
Q.敷いたまま洗ってもらえますか?
こちらは工房へお預かりする宅配クリーニングの案内です。固定された敷き込みカーペットは、ご依頼前に対応を確認してください。
足元の一枚を、すすぎと乾燥まで丁寧に。
表側・裏側・房の写真と寸法、以前のお手入れ方法を添えてご相談ください。
対応できる方法と仕上がりは、お品物の状態によって異なります。写真で判断できない点は、現物確認後にご案内します。
