花粉の季節、足元のラグも見直そう日々の掃除と専門丸洗い
玄関で払ったつもりでも、室内へ持ち込まれることのある花粉。床の掃除と、ラグやカーペットのお手入れを分けて考え、洗いにくい敷物は専門ケアも取り入れてみましょう。

足元の布も、春の手入れの対象に
衣類や窓まわりに気を配る季節には、床に敷いたラグや絨毯も点検してみてください。室内のほこりや外から入ったものは、家具の下やラグの端など、普段の掃除が届きにくい場所にもたまります。
花粉だけを完全になくす方法として考えるのではなく、布製品にたまる汚れを減らす手入れとして、掃除と洗浄を組み立てます。個々の症状の予防・改善を保証するものではなく、住まいのケアとしてご案内しています。

床掃除と、布の掃除を組み合わせる
フローリングでは、素材に合う拭き掃除などで付着したものを取り除きます。ラグやカーペットは、その製品に合う掃除機や粘着クリーナーなどを使い、毛足や端の傷みを避けて手入れします。
掃除機は本体のフィルターやごみの捨て方も、取扱説明書に沿って確認しましょう。強くたたいてほこりを舞い上げるより、日常の掃除をこまめに続けることを意識します。洗えるかどうかは、掃除とは別に確認が必要です。

小さなラグでも、表示と乾燥環境を確認
家庭で洗える表示があっても、水を含んだときの重さ、洗濯機の容量、脱水、干す場所などが条件になります。裏面の接着剤が劣化しているものや、色が出やすいものを無理に洗うのは避けてください。
ペルシャ絨毯や段通など、素材や織りに専門的な扱いが必要なもの、大きくて乾かせないものは、状態を伝えて相談する方法があります。洗うことだけを先に決めず、仕上げてまた敷けるところまでを考えます。
専門丸洗いは、検品から始まる
デアでは、汚れの種類、素材、ほつれや傷み、裏面などを確認してから、洗浄を検討します。天然石けんを使う工程では、広げた絨毯へ泡を行き渡らせ、ブラシなども状態に合わせて使います。
写真は機械ブラシを使った洗浄の一例です。すべての絨毯へ同じ強さをかけるわけではありません。繊維と織り、染色への影響を見ながら、部分と全体をそれぞれ扱うことが大切です。

たっぷりすすぎ、乾燥室で乾かす
洗浄後は水で丁寧にすすぎ、汚れと石けんを流します。水切り・脱水を経て、専用の乾燥室で、素材に合わせた温度や時間を管理します。
家庭の屋外干しとは環境が異なりますが、工程や包装を「花粉が一切付着しない保証」として案内するものではありません。きちんと乾かし、仕上がりを点検して梱包することまでが、専門ケアの一連の作業です。

最後は、毛並みと表面を整えて点検
乾燥後は毛並みや風合いを整え、表面の状態を確認します。掲載のブラシや掃除機の写真は、洗う工程だけではなく、仕上げの確認も含めた工房の作業を示しています。
シミや変色は、原因と経過によって残る場合があります。気になる場所は依頼時にご申告ください。洗浄で落とす汚れと、色や素材自体の変化を分けて判断し、必要な対応をご案内します。

部屋の予定に合わせて、余裕を持って
花粉の時期に手入れしたい、季節で敷物を替えたい、次の来客までに整えたい。目的と使用予定日を伝え、クリーニングの日数を確認してから準備しましょう。
絨毯の縦横の寸法、素材、全体と裏面の写真が、相談の役に立ちます。玄関先の集荷を利用できるため、大きなラグを自分で運ぶ負担も減らせます。日々の掃除と、家庭では難しい洗浄を組み合わせて、足元のお手入れを続けていきましょう。
ご依頼前に確かめたいこと
花粉の季節に洗えば、その後は掃除しなくてもよいですか?
日常の掃除は引き続き必要です。外から持ち込むものやほこりは再び付くため、洗浄を一度きりの完全対策と考えず使い方に合わせて手入れしてください。

