PLUSH RESTORATION / デアコッカー・スパニエルのぬいぐるみ修理鼻・中綿・洗浄の相談
家族の思い出が詰まったコッカー・スパニエルのぬいぐるみ。大切な表情を残すため、洗浄、中綿交換、傷んだ鼻の補修をどう組み合わせるかご案内します。

鼻が剥がれても、くたっとしても、大切な家族だから
長く一緒に過ごしてきたコッカー・スパニエルのぬいぐるみ。鼻の表面がぽろぽろと剥がれ、以前より体がくたっとしてきても、持ち主にとってはかけがえのない存在です。新しいものに買い替えることでは解決しない、思い出があります。
デアでは、洗浄・中綿交換・鼻の修復を組み合わせ、その子の状態に合うお手入れを考えます。きれいにすることと、見慣れた表情を残すこと。その両方を大切にするため、作業前に『どんなところがその子らしいか』を伺います。

最初に残しておきたいのは、その子らしい顔の記録
正面だけでなく、横顔、耳の付き方、鼻の大きさ、体の輪郭。普段何気なく見ている特徴も、修理の前には大切な手がかりになります。昔の写真があれば、綿がへたる前の形や、鼻の印象を共有することができます。
古いぬいぐるみでは、生地が薄くなったり、縫い目が弱っていたりする場合があります。洗うことで傷みが広がらないかを先に確認し、必要なら補強を含めて工程を検討します。年数だけで可否を決めず、今の状態を見ながら相談します。
やさしく洗い、中の綿まで見直す
長年のほこりや皮脂汚れには、天然石けんを使った手洗いで向き合います。毛並みや生地の状態を確かめながら扱い、洗浄後の乾燥まで丁寧に進めます。ぬいぐるみの『お風呂』と呼ばれることもある工程ですが、素材やつくりに合わせた判断が欠かせません。
中綿がへたって体の形が崩れている場合は、洗浄とは別に綿の交換を考えます。写真では縫い目を開いて綿を取り出し、内部の状態を確認している様子をご覧いただけます。外側だけでなく内側に目を向けることで、抱き心地や輪郭を整える準備をします。
新しい綿を詰めるときは、量を増やせばよいわけではありません。詰め具合で顔や体の印象も変わるため、全体を見ながら調整します。柔らかく抱きしめたい、以前のようにしっかりした姿にしたいなど、希望の感触を事前にお知らせください。


顔の印象を決める鼻を、形から確かめて修復
合成皮革の鼻は、時間がたつと表面が剥がれることがあります。写真の事例では傷んだ鼻を取り外し、もとのパーツの形を確かめながら修復を進めています。小さな部品ですが、鼻の大きさや角度は顔の印象に関わるため、周囲とのバランスを見て扱います。
包み直しが適しているか、パーツを替える必要があるかは、構造と傷みによって変わります。合皮以外の素材を希望する場合も、見え方が変わることを含めてご相談ください。修理後に『この顔だ』と感じていただけるよう、残したい特徴を共有することが大切です。


写真と見比べながら、表情と全体の姿を確認する
鼻や中綿を整えた後は、一つの部分だけでなく、全体のバランスを確認します。横顔や耳との関係、体の張り具合も見ながら、作業前の写真と照らし合わせます。完成写真では、ぬいぐるみ全体と表情を確認する様子をご覧いただけます。
修理は新品へ置き換える作業ではありません。素材の違いや綿の入り方で少し印象が変わることもあるため、希望を先に伺い、可能な範囲を相談します。長く一緒にいた時間を大切にしながら、これからも過ごせる状態を目指します。


洗浄・綿交換・鼻修理は、必要な内容を組み合わせて
ご依頼は、すべての作業を必ずセットにするものではありません。洗浄を中心に考えたい、鼻だけを相談したいなど、気になっていることをお聞かせください。生地の弱りがある場合は、補強の必要性も含めてご案内します。
サイズと状態、選ぶ修理によって費用や期間は異なります。一針ずつの作業が必要になることもあるため、贈り物や記念日の予定がある場合は早めにご相談ください。正面・側面・背面、傷んだ箇所、昔の写真を揃えると、その子のことを伝えやすくなります。
大切な家族を預ける前に、聞いておきたいこと
Q.昔と同じ表情に戻せますか?
素材や傷みの状態によって異なります。昔の写真と残したい特徴を共有し、可能な範囲を相談します。
Q.洗浄だけ、鼻修理だけでも頼めますか?
はい。希望する作業と気になる箇所をお知らせください。状態により作業の順番を提案します。
Q.中綿を全部替えると雰囲気が変わりますか?
綿の量や詰め方で抱き心地や輪郭は変わります。希望の張り具合を事前に伺います。
Q.30年以上前のぬいぐるみでも相談できますか?
はい。年数よりも生地や縫い目の現在の状態を確認します。薄くなった部分は洗浄前に補強が必要な場合があるため、傷みの分かる写真をお送りください。
Q.鼻を合皮以外の素材へ変えたいのですが。
ご希望をお知らせください。形や構造に応じて、別素材のパーツや刺繍などを検討できる場合があります。顔の印象が変わることも含め、対応可否と仕上がりを相談します。
