SPORTS CARE / デア剣道防具・道着のクリーニング汗・においをためないために
面や籠手に残る汗のにおいが気になるときは、消臭スプレーを重ねる前に、素材と傷みを確認しましょう。デアでは防具・道着それぞれの状態を見て、洗浄や修理の可否を案内します。

防具袋を開けたときのにおい、我慢していませんか?
部室に入ると気になる汗のにおい。面のあごに残る汗染み。籠手の内側に見つけたカビ。毎日の稽古を重ねるほど、防具には使い込んだ跡が増えていきます。大切にしているからこそ、においだけをどうにかしたくなる方も多いのではないでしょうか。
消臭スプレーを使うことと、染み込んだ汗や皮脂を洗い流すことは、役割が異なります。表面を拭いてもすっきりしないときは、防具の素材や傷みを確かめたうえで、丸洗いを検討するタイミングです。デアでは個人のお客様はもちろん、部活や道場で使用する防具のご相談も承っています。
「洗えない」と決めつける前に、素材とつくりを見極める
剣道防具は、布や革、樹脂などを組み合わせて形づくられています。そのため、衣類と同じ感覚で洗濯機に入れるわけにはいきません。一方で、水を使う洗浄がすべて不向きというわけでもありません。色や形を守りながら汚れに働きかけるには、部位に応じた扱いが必要です。
専用の洗浄剤やマイクロバブルを用いる洗浄では、見える汚れに加え、内側に残った汗や塩分にも目を向けます。職人が素材と状態を確認し、力のかけ方や乾かし方を選びます。洗うことだけでなく、再び稽古に使える状態へ整えるところまでが、防具のお手入れです。
汗を含んだままの革が硬く感じられることもあります。汚れや塩分を取り除くことで感触が変わる場合はありますが、すでに傷んだ革を洗浄だけで元に戻せるわけではありません。破れかけている箇所は、洗う前に修理の必要性も含めて判断します。

面・籠手・道着では、気にしたい場所が違います
面は、あごや額が触れる部分と、紐に残る汗汚れを確認します。籠手は手の内の革や縫い目まで見て、硬さや破れがないかを確かめます。においが強い部分ほど、汚れだけでなく摩耗が重なっていることもあるためです。
胴や垂は素材と形、装飾や紐の状態を見て扱います。道着・袴も一緒に依頼する場合は、藍染の色や袴のひだなど、防具とは異なる配慮が必要です。一式をまとめて送る場合も、それぞれの状態に合わせて作業を考えます。
カビが見える場合は、発生した場所と範囲を写真でお知らせください。見た目の変化やにおいの残り方は状態に左右されます。気になる症状を先に共有していただくことで、必要な処置を相談しやすくなります。

大会や合宿の予定から、預ける時期を決めましょう
厚みのある防具は、表面が乾いたように見えても内側に水分が残ることがあります。急な熱で乾燥を早めると革や形に負担をかけるため、洗浄後にも時間が必要です。直近の試合に間に合わせたい場合は、発送する前に使用予定日をお伝えください。
部活動や道場単位のご依頼では、数量、品目、希望の返却時期を整理しておくと相談がスムーズです。重い防具を一人ずつ店舗へ運ぶ必要がない宅配サービスは、まとめてお手入れしたいときにも役立ちます。現在の納期と発送方法をご確認のうえ、余裕を持ってお申し込みください。
戻ってきた後も、袋に入れっぱなしにしない
日頃の基本は、稽古の後に防具袋から出し、風通しのよい日陰で湿気を逃がすことです。湿ったまま閉じ込める時間を減らすことが、次のお手入れまで気持ちよく使うための第一歩になります。
アルコールや強い洗剤を自己判断で使う前に、革や染めへの影響を確かめましょう。いつもと違う硬さ、落ちない汗染み、カビに気づいたら、使用後の管理だけで解決しようとせずご相談ください。清潔さと使い心地の両方から、長く付き合ってきた防具を見直してみませんか。
道場からよく寄せられるご相談
Q.藍染の色落ちはありませんか?
藍染や素材の状態により色落ちの可能性があります。表示と実物を確認し、仕上がりの注意点を事前に案内します。
Q.破れかけた籠手も依頼できますか?
傷みがある場合は洗浄で広がる可能性があるため、破れた箇所の写真を送って修理も含めてご相談ください。
Q.複数人分をまとめて送れますか?
部活や道場単位のご相談も承ります。数量と希望納期を先にお知らせください。
Q.試合までに返してもらえますか?
現在の混雑状況と防具の状態によって納期が変わります。厚みのある防具は乾燥にも時間が必要です。使用予定日と数量を、発送前にお知らせください。
Q.家ではどのように保管すればよいですか?
使用後は袋から出して、風通しのよい日陰で湿気を逃がしてください。革や染めに影響する場合があるため、アルコールなどをむやみに吹き付けることは避けましょう。
