礼服のクリーニング料金はなぜ違う?黒の風合いと保管まで考えるケア
普段のスーツと同じように見えるのに、礼服のクリーニングは何が違うのでしょう。生地の扱い、仕上げ、長くしまうときの注意点から、料金を見る際のポイントを整理します。

出番が少ない服ほど、着用後の確認を
礼服は冠婚葬祭などの場で着るフォーマルウェアの総称で、喪服もその一つです。毎日着る服ではなくても、着用中には汗や皮脂が付きます。短時間だったからとそのまましまうと、次に必要になったときにシミやにおいが気になることがあります。
特に黒い服は汚れが見えにくい一方、ほこり、毛羽、テカリが目につきやすいもの。しまう前には襟、脇、袖口、裾と、裏地も確認しましょう。急な予定に備える服だからこそ、着た後に整えておくと安心です。
同じ黒でも、生地の表情を守る必要がある
喪服の落ち着いた黒や織りの表情は、装いの大切な部分です。洗浄では色や素材、仕立てを確認し、ほかの衣類との組み合わせや処理を選びます。すべての礼服が同じ生地・同じ加工ではないため、品物ごとの確認が欠かせません。
仕上げでも、強いプレスで表面を押しつぶしたり、テカリを出したりしない配慮が必要です。写真は職人による衣類の手アイロンの作業例。蒸気や圧力を調整しながら形を整える工程も、クリーニングの内容に含まれます。

料金差は、コースの中身と一緒に見る
クリーニング店の料金は、品目、素材、コース、付属品や追加処理などで変わります。「礼服だから必ず何割高い」と一律に考えるより、何が基本料金に含まれ、何が追加になるのかを見比べてみてください。
デアでは現在の一般衣類料金表をもとに、お品物の構成と必要な処理をご案内します。スーツ上下、ワンピースとジャケットなどは、組み合わせる点数も確認が必要です。以前のA・B分類などで金額を計算せず、現行の品目と料金をご覧ください。タキシードや特殊な装飾がある服は、事前にご相談いただくと確実です。

長期保管は、カバーだけで完成しない
クリーニングの包装は、運搬中の汚れを防ぐためにも使われます。保管するときは通気性、衣類の間隔、収納場所の湿気を確認しましょう。写真のようにカバーがかかっていても、どの素材のカバーか、どう保管するかまで目を向けることが大切です。
不織布を使ったカバーも、湿気対策を不要にするものではありません。詰め込みすぎを避け、ときどき扉を開けて状態を確かめます。防虫剤などを使うときも、製品の表示どおりに使用してください。

加工は、着方と困りごとに合わせて
撥水や消臭などの追加加工を選ぶときは、毎回すべてを付けるのではなく、着用状況と目的を考えます。雨に濡れる機会があるのか、においが気になるのか。汚れを落とす洗浄と、仕上げに行う加工の役割を分けて相談しましょう。
デアでは衣類を状態に合わせて細かく分け、仕上げまで丁寧に対応します。次に着る予定日がある場合は、余裕を持って納期もお知らせください。必要な場面で気持ちよく着られるよう、料金と仕上がりの希望を確かめながらお預かりします。

ご依頼前に確かめたいこと
礼服の料金を知るには何を伝えればよいですか?
スーツ上下か、ワンピースとジャケットかなどの組み合わせ、素材、装飾、シミやにおいの状態をお知らせください。最新の料金表をもとに確認します。

