CURTAIN / CARE JOURNALカーテンの裾に黒い点を見つけたら結露とカビ、素材別のクリーニング事例
朝、窓を開けようとして気づいた裾の黒い点。窓辺のカーテンは、結露の水分や室内のほこりに触れやすい布製品です。レースと厚手のカーテンでは、同じカビのように見えても扱い方が異なります。写真から、処置の前に確かめたいことを見ていきましょう。

窓のそばだけ黒くなるのは、なぜ?
結露した窓にカーテンが触れると、水分を含みやすくなります。裾や折り返しにはほこりもたまり、乾きにくい場所ではカビが気になることがあります。生地の汚れを処置するだけでなく、窓や床、周囲の湿気も一緒に見直したいところです。
朝にカーテンを開け、窓の水滴を拭き、換気や室内の湿度管理を行う。日々の小さな手入れは、洗ったカーテンを戻す場所を整えることにもつながります。黒い跡の原因が分からない場合は、強くこすったり薬剤を足したりする前に相談してください。

漂白剤を選ぶ前に、表示を読む
白いレースだから強い漂白剤を使える、と決めるのは早計です。繊維や加工によって使える処理が異なり、色柄や付属品にも影響が出ることがあります。製品の洗濯表示を確認し、漂白に関する記号を読み取ることが出発点です。
長く日差しを受けたカーテンは、生地が弱っている場合もあります。取り外すだけで破れる、縫い目がもろいなどの変化があれば、その状態も伝えてください。汚れの除去と、生地が処置に耐えられるかの判断は、切り離せません。

レースの裾:透け感のある生地を確かめながら
こちらはレースカーテンの裾に汚れが見られた事例です。薄く透ける生地では、見た目の黒ずみだけでなく、繊維や縫い目の傷みも確認します。写真は処置前と処置後を示していますが、どのカーテンでも同じ結果になるわけではありません。
カビによる着色が残る場合や、色素を落とす処置に生地が耐えられない場合もあります。写真だけで落ちると断定せず、素材と現物を見て対応を決めます。ご依頼時には、カビがある面と全体の写真をお送りください。


厚手のカーテン:色柄と裾のつくりも見る
厚手のカーテンは、レースとは異なる染色や裏面加工が使われていることがあります。この事例でも、下部の汚れに対して状態を見ながら作業しています。厚みがあるから丈夫、という判断だけでは十分ではありません。
遮光や裏地、裾のおもりなど、目立たない部分にも確認点があります。洗浄後に元の窓へ掛けるためには、寸法や形への配慮も必要です。気になる汚れの範囲、購入時期、過去に使った洗剤などを共有すると、相談の手がかりになります。


戻ってきたカーテンを、乾いた窓辺へ
仕上がったカーテンを掛ける前に、窓枠と周囲を掃除して水分を拭き取っておきましょう。カーテンだけを洗っても、湿気が続く場所では再び気になる状態になることがあります。窓辺の環境と布のケアを、一組で考えてください。
サイズや枚数の数え方、取り外した付属品の扱いは、ご注文時に確認します。大きなカーテンや複数の窓をまとめて依頼する場合は、掛けていた場所が分かるようにしておくと、取り付け直す際にも役立ちます。

窓辺のケアで迷うこと
Q.カビの黒い跡は必ず消えますか?
着色や生地の傷みが残る場合があります。素材、経過、過去の処置を確認して対応を検討します。
Q.遮光カーテンも同じように洗えますか?
裏面加工や構造で扱いが異なります。洗濯表示と裏面の写真もお知らせください。
窓辺の気がかりを、裾の写真から。
全体と気になる箇所、素材表示の写真を添えてご相談ください。これまでのお手入れやご希望もお知らせいただくと、確認がスムーズです。
対応できる方法と仕上がりは、お品物の状態によって異なります。写真で判断できない点は、現物確認後にご案内します。
