
デアは宅配クリーニングのお店なので行っていないのですが、街のクリーニング店でよく見かけるのが「即日仕上げ・当日仕上げ」です。
即日仕上げは当日に受け取ることができるサービス
クリーニング店が提供している「即日仕上げ」「当日仕上げ」は、その名の通り衣類を持ち込んだその日のうちに仕上げてもらって、受け取ることができるサービスです。
依頼できる時間帯はお店によって異なりますが、例えば10時開店のクリーニング店でしたら10時半までに預けることで夕方18時には仕上げてもらえるなど、その日のうちに受け取ることができます。
どうして即日仕上げができるの?
即日仕上げ(当日仕上げ)は、本来は数日かかるクリーニングをその日のうちに行うものですが、なぜ時間を短縮することができるのでしょうか。
他の衣類よりも優先して作業をするということも理由のひとつなのですが、通常のクリーニングで使用するマシンとは異なるマシンを使って時間を短縮するところが早さの大きな理由です。
本来なら2日〜7日程度かけてクリーニングする衣類を数時間で仕上げるわけですから、いつと同じ洗い方をしていてはとても対応できません。特にスピードが求められるのは濡れた衣類を乾かす工程です。即日仕上げの衣類はほとんどの場合ドライクリーニングで洗われるのですが、ドライクリーニングに使用したドライ溶剤を素早く乾燥させるために、通常よりも高温で乾燥できるマシンを利用して短時間で乾燥させるのです。
即日仕上げの注意点・デメリット
即日仕上げのいちばんのメリットは、急いでクリーニングしてほしい衣類をプロの手でその日のうちにキレイにしてもらえることです。即日仕上げには追加料金がかかることもありますが、「明日着ないといけないスーツを今日中に洗って欲しい!」という時にはとても便利です。
ただ、即日仕上げにはデメリットも確認しておきましょう。
【即日仕上げの注意点・デメリット】
受付時間が限定されている
追加料金が発生することがある
衣類が傷む
落としたい汚れが落ちない
受付時間が限定されている
即日仕上げの受付時間はお店によって設定されていますが、どんなに遅くとも12時がリミットとなっていることが多いです。お店の開店時間からどんなに遅くても12時までに持って行かなければ受け付けてもらうことはできません。受付可能な時間帯をあらかじめ調べておく必要があります。
追加料金が発生することがある
即日仕上げはオプションのようなものですので、通常のクリーニング料金に加えて追加料金が発生することもあります。ただ、近年は即日仕上げを無料サービスとして行っているクリーニング店も増えていますので、何店舗か確認してみると良いでしょう。追加料金が発生する場合は、お住まいの地域や衣類の内容によって500円〜1,500円程度が相場となっているようです。
衣類が傷む
これは即日仕上げの大きな注意点になります。即日仕上げでは主に乾燥時間を短縮させることによって、本来は数日かかるクリーニングを数時間で対応しています。衣類を素早く乾かすために高温で乾燥できるマシンを使用するのですが、その分、生地には負担がかかることになります。大切に長く着ていきたい衣類の即日仕上げはおすすめしません。
落としたい汚れが落ちない
即日仕上げはドライクリーニングで洗うのですが、ドライ溶剤は油溶性の汚れ落としには強いのですが、汗、飲み物のシミなどの水溶性の汚れは落とせません。そのため「即日仕上げで洗ってもらったのに汚れが落ちてない・・・」ということもあります。基本的にシミ抜きなどのオプションをつけてもらうこともできません。
即日仕上げはものすごく急いでいる時には本当に助かるサービスですがデメリットがあります。お急ぎでない衣類は宅配クリーニングのデアにお任せ下さい。
