毛皮製品を取り扱う時の注意事項
毛皮は涼しいところが好き
あなたは毛皮製品を持っていますか?
今年は、ファーの付いたバッグなどが流行っているようですね。
また、ダウンジャケットのフードに付いたファーは定番になっています。
ファーが付いている衣類のクリーニングに困ったという経験がありませんか?
手触りもよく人気があるファーは冬場のファッションには欠かせませんが、衣類にファーが付いているという理由でクリーニングを断られたことがあるかもしれません。
そして、ファーに馴染みのある方でもファーのお手入れ方法を知らない方も多いのではないでしょうか。
今日は、毛皮・ファーも専門でクリーニングをしているデアから、手軽に出来るファーケアをご紹介します。
例えば、
「毛皮を間違えて濡らしてしまった!」
そんな時、絶対にドライヤーなどで熱をかけてはいけません。
乾いた布でよく拭いて、自然乾燥させるのが最適なケア。
ドライヤーなどで熱をかけてしまうと、毛が縮れたり革部分が硬くなったりしてしまうので要注意です。
毛皮の保管は16℃以下が理想的
毛皮は、温度が高いと劣化が進みます。
なるべく冷暗な環境で保管するようにして下さい。
もし、保管環境が整わない場合は、デアの衣類保管サービスをご利用されると便利です。
フェイクファーのお手入れ方法
海外では毛皮反対地域があり、毛皮を着て外に出ると卵を投げられるといったことがあるそうです。
そういった動物保護の観点から、世界中でフェイクファーの製品が増えています。
意外としらないフェイクファーのお手入れ
フェイクファーであっても、形状はリアルファーと同じです。
つまり、ふわふわして空間があるファーにはゴミやホコリがたまりやすい形状なのです。
- 裾を持って逆さにして振って、ゴミやホコリを落とします。
- ハンバーに吊るして、ブラッシングします。
注意点:ナイロンなどの合成樹脂の毛を使ったブラッシングは、摩擦によって静電気が発生しホコリが取れなくなるため使用しないようにしましょう。
デアの毛皮・ファークリーニングは、基本的にドライクリーニングをしています。
「あれ?毛皮をドライクリーニング?」
と思われた方もいるのではないでしょうか。
毛皮クリーニング方法としてよく知られているのは、パウダークリーニングです。
パウダークリーニングは優しいクリーニング方法といえますが、首まわりなどファー以外の皮部分の汚れを落とすことができません。
パウダーをかけてクリーニングするため、形状によってはパウダーが取りきれず残ってしまうこともあります。
毛皮のドライクリーニングは、毛皮専用の濃度でクリーニングするのでファーと皮の両方クリーニング出来るという利点があるのです。
通常の衣類とは違う毛皮専用のドライクリーニングをしているので、毛皮本来の油分を取ることなく美しい仕上がりが実現しています。
デアの毛皮クリーニングは、お品物の形状や素材によってクリーニング方法を選んでいます。
本来の美しさが取り戻せるようなクリーニング方法をセレクトする、これもデアの技術の1つといえるのです。
ぜひ、毛皮クリーニング専門のデアにクリーニングはおまかせ下さい。
熱に弱いフェイクファー
フェイクファーは、細い化学繊維です。
そのため、タバコの火やストーブの熱によって縮れたり溶けたりしてしまいます。
今はほとんどないとは思いますが、すれ違いの歩きタバコなどには特にご注意下さい。
クリーニングのポリ袋は保存袋ではありません
クリーニングのポリ袋は、仕上がった大切な衣類が汚れてしまうのを防ぐためのものです。
クリーニングから戻ったら、ポリ袋から取り出し適切な保管方法で収納するようにしましょう。
湿気によるカビなどの原因に
ポリ袋のまま保管してしまうと、衣類に含まれていた湿気が発散されず、閉じ込められた状態になります。
そうすると、密封された湿気は袋の中の比較的温度の低い部分に集まってしまいます。
保管条件によっては、結露してしまうこともあり、カビの原因になってしまいます。
収納の前のお手入れ
クリーニングをした衣類は、ポリ袋から出し、風通しのよい日陰に30分程掛けましょう。
すると、湿気も十分に抜けて、より良い状態で来シーズンを迎えることができるのでおすすめです。
お客さまの声をいただきました★
デア ご担当者様
本日、クリーニング商品を受けとりました。
新品のように綺麗になっていて、バサバサだった毛皮が、フワフワしていました。
留め具も元に戻して頂き、安心しました。
頻繁には出せませんが、こんなに美しくメンテナンスして頂けるところを知っているだけで安心します。
特にデリケートなブランド商品などは、まあデアさんにお願いしたいと思います。
引き続きよろしくお願い致します。
【デアからメッセージ】
M.S.様、貴重なご意見をいただきまして、誠にありがとうございます。
ファーもメンテナンスをすることで、次のシーズンも気持ち良く使用していただけます。
「ファーはクリーニングを出したことがない」という方も、一度ファークリーニング後の気持ち良さを実感していただきたいと考えています。