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【くまモンのお直し事例】痩せてしまったぬいぐるみを、ふっくら元気な姿へ

今回ご相談いただいたぬいぐるみは「くまモン」です。
「最近、前よりもほっそりしてきて、抱き心地が変わってきたような…」という変化に気づかれ、デアへお直しのご依頼をいただきました。

目次

デアで行ったお直しの工程

ここからは、くまモンをふっくらした姿へ整えるために行った工程をご紹介します。

補充する場所を慎重に見極める


まずは、綿を入れるための入口となる場所を探します。
生地に負担がかからず、元の形を崩さない位置を選ぶことが大切です。


今回は、背中の中央が最も適していたため、慎重に糸をカットして入口をつくりました。
ほんの少しでも生地を傷つけてはいけないので、とても緊張する瞬間です。

ご希望に合わせた中綿補充


補充に使用する綿は、もともと入っている綿と同じ柔らかさのものを選びます。素材感が異なると、仕上がりの触り心地や形に違和感が出てしまうためです。
中綿は、入れる量や詰め方によって抱き心地が違ってくるため、ご希望に合うように丁寧に行います。
一見、簡単に見える作業かもしれませんが、職人の高い技術が求められます。

手足の細い部分までふっくら整える微調整

ご希望に応じて手足・尻尾の先まで補充します。
腕や脚の付け根など、痩せやすい部分を中心にバランスよく形を整え、元のぬいぐるみらしさが戻るよう微調整していきます。
「ふっくらさせたい」「元の雰囲気を残したい」といった持ち主さまのご希望に合わせて、状態を見ながら少しずつ綿を足すのがポイントです。

専用のぬいぐるみ針で縫い閉じ


綿補充が終わったら、開いた部分を縫い閉じます。
ぬいぐるみは曲線が多いため、一般的な針では生地がつれたり、縫い目が目立ってしまうことがあります。

デアでは、ぬいぐるみ専用の針を使い、元のラインに自然になじむよう丁寧に縫い戻します。
縫い目が目立たないように仕上げるのも、細やかな技術が必要な工程です。

仕上がりのくまモンのようす

みんなの人気者くまモンがとっても元気になりました。表情までいきいきと見えるようになりましたよ。

今回のお直しでは、痩せてきたくまモンの抱き心地が蘇るようにふっくらと成形しました。
ぎゅっと抱きしめたとき、前よりもしっかりと安心できる抱き心地になりました。

「うちの子も相談してみたい」と思われたら、いつでもお気軽にご相談くださいね。
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