最近、街のコインランドリーで「スニーカー専用の洗濯機」を見かけることが増えてきました。
靴を洗える乾燥機付きの機械に、そのままスニーカーを入れるだけ。価格も1回あたり200〜500円程度と手頃で、短時間で洗える便利さから、特にお子さまの上履きや運動靴などに活用されるケースが多いようです。
気軽に使える選択肢が増えるのは嬉しいこと。ですが、「靴を洗う」ことを、もう少し丁寧に考えてみたい場面もあります。
量産型の洗い方と一足ごとの手洗い

スニーカーランドリーは、基本的に「洗い方は一律」です。靴の素材や状態にかかわらず、専用の槽に入れて機械的に水洗いし、乾燥機にかけて仕上げます。軽度の汚れならしっかり落ちる場合もありますが、型崩れや変色、ニオイの残りといったリスクもゼロではありません。
一方、デアのシューズクリーニングでは、最初に靴の状態や素材を職人の目でしっかり確認します。表面だけでなく、インソールや縫い目の奥にしみ込んだ汗や皮脂汚れまで見極めたうえで、汚れの種類や靴の特徴に合わせて丸洗いします。
素材に合わせたケアができるのは、人の手が入るクリーニングならではの強みです。
見た目だけじゃない。気になる「ニオイ」や「劣化」への対応
靴の悩みで非常に多いのが「ニオイ」。見た目はキレイになっていても、内部に残った汗や菌が原因で、時間が経つとムレやニオイがぶり返すことがあります。
スニーカーランドリーではこの点のケアは難しく、熱乾燥による仕上げも一部の素材には負担になることがあります。とくに接着剤が使われている靴では、はがれや変形の原因になるケースも。
その点、デアでは型崩れや縮みを防ぐ乾燥を採用。雑菌の心配もなく見た目も履き心地もすっきりとした清潔感が長続きします。
プロに任せるのは、どんな時?

Before:カビが生えてしまったUGG(アグ)モカシン

After:デアのシューズクリーニングでスッキリ
もちろん、全ての靴をプロに任せる必要はありません。
子どもの泥んこスニーカーや、ちょっとした汚れであれば、ランドリーを活用するのも合理的です。
でも、「高かったあの一足」や「革の風合いが気に入ってる靴」、「雨に濡れてダメージが心配な靴」などは、やはりプロの技術と判断に頼ることで長く大切に履き続けることができます。
中には、「ランドリーで洗ったら変形してしまって、買い直すことになった」という声も。
見た目には分からない細かい劣化が、履き心地や耐久性に影響を与えることも少なくはないのです。
私たちの足元を支える靴は、毎日少しずつ汚れ、疲れています。
でも、洋服ほどは「丁寧に洗う」という発想を持たれにくいアイテムかもしれませんね。
デアでは、お預かりした一足一足に合わせて、状態確認・洗浄・仕上げ・メンテナンスを丁寧に行います。
「自分ではどうしていいかわからない靴」「ずっと気になっていたけど放置していた一足」も、ぜひ一度ご相談ください。