いつも宅配クリーニングのデアをご利用いただきまして誠にありがとうございます。
今回のデアの広報室では、冬の衣類のトラブルに関するよくある質問や、気温が下がることで乾きにくくなる部屋干しで生乾きを防ぐ方法など、冬のお洗濯のお悩みをQ&Aで解決します。
ぜひ、これからの季節のお洗濯にお役立て下さいね。
服にチョコレートをこぼしちゃった!どうすれば落ちる?
「冬になるとチョコレートが食べたくなる♪」という方は多いのではないでしょうか。
実際、チョコレートの年間売り上げは秋に入ると徐々に上がりクリスマス時期に1度目のピークを迎え、翌年のバレンタインに年間最高のピークとなり、さらにホワイトデーの季節に3回目の山となることがわかっています。
メーカーも毎年のように新作チョコレートを販売しますし、季節限定商品も楽しみですよね。
チョコレートがお好きな方やお子さんがいらっしゃるご家庭では、衣類やソファカバーにチョコレートを落としたことがある方もいらっっしゃるかと思います。
柔らかいチョコレートクリームがべっとりついてしまうとがっかりしてしまいますが、きちんと対処すれば落とすことができますのでご安心下さい。
チョコレートは「油汚れ」と思っておきましょう
衣類についてしまったシミを落とすために大切なことは、シミを構成する成分を把握することです。
チョコレートの主な成分にはカカオ豆を原料とするカカオマスとカカオバターがあります。カカオマスはチョコレートの色や風味となり、カカオバターはチョコレートのあのなめらかな口溶けの素となっています。
チョコレートは油溶性の汚れになるので、油によるシミを落とす方法で処置をしていきましょう。
油溶性のシミの例
チョコレート・カレー・オリーブオイルなどの植物油、ラード・バターなどの動物性の油、ケチャップ、口紅、ファンデーションなど
衣類に付着してしまった油溶性の汚れは、ご自宅にある食器用洗剤処置をすることができるのでぜひ覚えておいて下さい。
まずはチョコレートの固形成分をできるだけ衣類から取り除きます。このときチョコレートがボロボロ落ちることがあるので、シンクで行うようにしましょう。
チョコレートの塊が取れたら、シミの裏側に汚れても良いタオルを当てます。
歯ブラシ(できるだけ柔らかいブラシ)に食器用洗剤を少量かけてシミをトントンと叩きます。
ゴシゴシと拭き取ってしまうとシミが広がってしまうので、裏側のタオルにチョコレートを移すようにしながら叩きます。
これだけでもシミが薄くなりますので、ある程度落ちたらあとはいつも通りに洗濯すれば大丈夫です。
チョコレートの汚れを落とす注意点は?
普段着などのいつも家庭で洗濯している衣類であればご紹介した方法で大丈夫なのですが、 シルク、ウールなどの天然素材であったりレーヨン、麻などの取り扱いに注意が必要な衣類の場合は家庭での自己処理は行わない方が良い場合があります。
家庭洗濯が不安な衣類はデアにお任せ下さい。
プロのシミ抜きの技術でしっかり落としてお届けいたします。
クリーニング店から戻ってきた衣類。ビニール袋はそのままでもいい?
こちらもたまにいただくことがある質問なのですが、正解を知っている方も多いかと思いますので結論を言いますと、クリーニング店から戻ってきた衣類に被せてあるビニールは外して下さい。
あのビニールカバーはクリーニングを終えた衣類がお客様の手にわたり、ご自宅に戻るまでの間に汚れたり摩擦によるスレが起こらないようにつけている簡易的なカバーになっています。
ご自宅で衣類を長期保管するためのカバーではございませんので、ご自宅に戻られたら外してしまって下さい。
ビニールカバーを被せ続けるとどうなるの?
ビニールカバーを被せたまま衣類をクローゼットに保管してしまうと、カビ、変色、シミなどが起こる可能性があります。
衣類の繊維には空気中の水分を吸収する性質があるので、通気性のないビニールカバーを被せたままにしておくと湿気を放出することができずに衣類にダメージが起こってしまいます。
デアのビニールカバーはドレスカバー仕様です
デアからお届けさせていただく衣類にもカバーを被せてありますので、開封後はカバーを外して収納なさって下さい。
ちなみにデアではハンガーでお届けしているものには前面がビニール、裏面が不織布になっているドレスカバーを被せております。全面ビニールではなく片面が不織布になっていることで、通気性を損なわずにカバー力を保つことができます。
部屋干しの洗濯物から生乾き臭が!防ぐ方法は?
パーカーやスウェットなどの冬の厚手の衣類は、部屋干しではなかなか乾きません。
それなのに外は雨や雪で外干しできない日が続くと、本当に困ってしまいます!
洗濯物の生乾き臭の原因は、衣類に残っている雑菌です。
生乾き臭の原因について詳しくはこちら
洗濯物から生乾き臭がするのはなぜ?イヤな臭いの解消方法をご紹介!
洗濯物が乾くまでの間に時間がかかってしまい、濡れている時間が長いほど生乾き臭が発生するので、できるだけ短い時間で乾かすことが冬の生乾き臭を防ぐいちばんのポイントになります。
外干しができない日や乾燥機が使えない時に、ご家庭でできる工夫がこちらです。
【洗う前に気をつけること】
・洗濯カゴを通気性の良いものにする(洗う前の雑菌の繁殖をできるだけ防ぐため)
【洗う時に気をつけること】
・40℃くらいのお湯で洗濯する
・匂いが気になる衣類は酸素系漂白剤でつけ置き洗いをする
【干す時に気をつけること】
・洗い終わったらなるべく早く干す
・除湿機、エアコンで湿度を下げる(冬場なら暖房でOK)
・洗濯物に直接風を当てる
本当に生乾き臭や衣類の匂いを防げるの?私の感想
デア外部ライターの私は、これらの方法を全て試しました。
どれも難しいことではないですし、組み合わせることですごく効果があると感じています。
特に重要で、いつも気をつけたいことが
・洗濯カゴを通気性の良いものにする
・洗い終わったらなるべく早く干す
・洗濯物に直接風を当てる
の3つです。
「洗濯カゴを通気性の良いものにする」の効果
いつもは脱いだ衣類を洗濯カゴに放り込んで洗う時に洗濯機に入れているのですが、翌日朝に洗い上がるように予約洗いをしたことがあります。
予約機能はとても便利なのですが、これをやると蓋を閉めた洗濯機に汚れや雑菌がたっぷりの衣類を一晩中閉じ込めることになるので、雑菌が大繁殖してしまいます。
私の感覚でも、この方法で予約洗いをした日の洗濯物は、なんとなくいつもと匂いが違ったり、次に着た時に匂いが気になったので、これ以来、予約洗いはやめました。
便利機能を使わないのはもったいないのですが、汚れている洗濯物は風が通る洗濯カゴに入れていくことも嫌な匂いを防ぐために大切なことです。
「洗い終わったらなるべく早く干す」の効果
濡れた洗濯物が洗濯槽の中に長くいるほど匂いの原因となる菌が繁殖します。
でもわかっていても、すぐに干すことが難しい時もありますよね。
洗濯したことをうっかり忘れていて、取り出すのが何時間も後になったことがあります。
いつも通り干して乾いた後の衣類は、やはりいつもと匂いが違う気がしました。
この匂いの原因が雑菌だと思うとそのまま着るのもなんだか気持ち悪い気がして、結局洗い直したこともあります。
この体験から、洗い終わった洗濯物をなるべく早く洗濯機から出して、なるべく早く干すことにもすごく意味があると感じています。
「洗濯物に直接風を当てる」の効果
これは私の体感なので理屈を説明することができず申し訳ないのですが、洗濯物に直接風を当てることには抜群の効果があります。
扇風機で洗濯物に直接風を当てることができれば、冬の部屋干しでも厚手のパーカーのフードだって生乾き臭を防ぐことができます。(実験済みです)
風に当たった洗濯物が早く乾く理由について、名古屋市科学館が次のように解説しています。
なんとなく、お手洗いのエアータオル(ハンドドライヤー)と同じ原理なのなか?と想像しますが、私の体感では風を当てるのと当てないのでは部屋干しの洗濯物が乾くスピードが数時間異なることもあります。
部屋干しと扇風機はセットにすることを強くおすすめします。
何度も着用して匂いが気になる衣類や、なんとなくこもったような匂いがする衣類をスッキリとリセットしたいときは40℃くらいのお湯に溶かした酸素系漂白剤につけ置き洗いしてみて下さい。
この方法もとても効果的で、私も日常的に行なっています。
匂い、シミ、汗臭さが取れにくくなったポリエステル100%の衣類にも効果を発揮してくれますよ。
洗濯の悩みをできるだけ減らそう!
冬は衣類が厚手になるのに気温が下がって洗濯物が乾きにくくなりますし、夏は夏で汗臭さが気になるものです。
季節ごとにお洗濯の悩みは変わってきますよね。
近年は洗濯物を1年中部屋干しするご家庭も多いと聞きます。
室内で洗濯を完結させたいという需要に応えて乾燥機能がとても優秀なドラム式洗濯機も増えていますし、以前デアの家庭でできる超洗濯術でご紹介したガス乾燥機の「乾太くん」を導入しているご家庭も増えているそうですよ。
電気式衣類乾燥機とガス式衣類乾燥機はどう違う?メリット・デメリット
お洗濯は私たちが健康で生きている限り終わりなく行うものなので、できるだけ手間をかけずにストレスなく行う工夫も必要です。
できることはご家庭で行なって、プロの手を借りたい時にはぜひデアにお任せ下さい。
ニット1枚からソファカバーや布団、絨毯まで、丁寧にクリーニングさせていただきます。
ご覧いただきましてありがとうございました!