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絨毯の見分け方(折りたためない絨毯・厚型)

目次

ウィルトンA(化学繊維)

手織りじゅうたんの風合いを機械織りで再現したカーペット。ベルギーやトルコで多く生産されています。


ウイルトンカーペットは裏側が固く、表側の柄が透けている感じです。ペルシャ・オリエントの手織りじゅうたんとの違いは、手織りは、表と裏がほぼ同じ模様。
また房(フリンジ)がついており、ウイルトンは付いていない。豪華に見せるために後づけで房がつけれられているものもあるのでご注意。


ウイルトンAとBの違いは、ポリエステル・アクリル・ポリプロピレンなどの化学繊維のものが「ウイルトンA」。ウールが「ウイルトンB」です。
裏の表示タグでもご確認出来ます。

ウィルトンB(ウール)

手織りじゅうたんの風合いを機械織りで再現したカーペット。ベルギーやトルコで多く生産されています。


ウイルトンカーペットは折り曲げられますが、裏が硬いので、たためないぐらいの硬さ、厚みがあります。
ウールのウイルトンは、化学繊維と違い、水をよく吸うのでずっしりと重みがあります。クリーニング工程ではじゅうたんを裏返して裏も洗浄します。


これはウールのウイルトンカーペットですから、分類はウイルトンBになります。
クリーニング後、キレイに巻取り、筒状のビニール袋に梱包されて発送されます。
ウールは裏についているタグにウールマークなど表示があります。


アキスミンスターと呼ばれるウイルトンカーペットがあり、デザインも織り方もキメが細かく繊細なもので、機械織りカーペットでは最高級なお品物です。

シャギーA

「シャギー」は、もじゃもじゃ、毛深いと言う意味のごとく、パイルの糸が太めで、毛足の長さを含めて、厚さ2.5センチ以上のカーペット・ラグ。
「アクセントラグ」や「センターラグ」と呼ぶものが多いです。


カーペットクリーニングで注文の多いのがこの「シャギー」です。毛足(パイル)が比較的に短く刈り取られている感じで、かつ厚さが2センチ以上のカーペットがシャギーです。化学繊維のものが「シャギーA」。ウールが「シャギーB」となります。


【劣化した接着剤のカス】
かための裏地が接着剤で貼りつけられています。この接着剤は2~3年で劣化して、はがれて粉状になってきます。
これがカーペットの中に潜んであり、洗うことで出てくることがありゴミのように思えることがありますが、ゴミではなく接着剤のカスです。

シャギーB

「シャギー」は、もじゃもじゃ、毛深いと言う意味のごとく、パイルの糸が太めで、毛足の長さを含めて、厚さ2.5センチ以上のカーペット・ラグ。
「アクセントラグ」や「センターラグ」と呼ぶものが多いです。


「シャギーB」の見分け方のポイントは2つ。1つは化学繊維でもウールどちらでも、毛糸のような太い糸状でもじゃもじゃしているものは「シャギーB」です。
2つ目は、シャギーAの形状でもウールなら「シャギーB」に分類されます。


【タフテッドシャギー】
次に「タフテッドシャギー」を紹介します。裏にフェルトが貼られていますが、表はやや毛足が長い。
タフテッドシャギーと呼ばれているものです。この程度の毛足の長さのものは「タフテッド」の分類となりますが・・


糸状のパイルが長くなると、シャギーBに分類されます。
クリーニングの方法が一般のシャギーBと同じになるからです。


画像のカーペットのように、裏にフェルトが貼られている「タフテッド」であっても、表側はシャギーBそのものなので、「シャギーB」に分類されます。


こちらも、毛足がもじゃもじゃしていて、「シャギーB」です

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