着ぐるみの種類は、多くのキャラクターと形は1体型、2頭身、5頭身、3頭身など他にエアー着ぐるみがあります。
様々な着ぐるみクリーニング依頼が入ってきます。こちらではどんな着ぐるみも作業は可能です。
着ぐるみは見ただけでも中は温かい、そして頭が重い。着用しているスタッフの運動量はすごくて、
冬でも汗だくになります。
中でもエアー着ぐるみは通気性が悪く、中側に湿気が放散されずにたまり、置いておくと汗が化学変化を起こして酸っぱい匂いが充満します。すべて洗ってあげたいですね。
クリーニングする、洗うと言っても、ドライクリーニングや頭の内側を拭き取るのでは駄目です。汗はドライクリーニングでは取れません。それに拭き取るのでは、大量の汗は部品の中まで染み込んでしまっていますから、汗は取り切れませ。石けんと水による丸洗いが大正解なのです。
着ぐるみの素材の種類によって洗い方は様々ですが、ここでは手洗いによる着ぐるみクリーニングの一端をお見せしましょう。頭の洗い方。まず、大量の水を外側、内側にかけて水を染み込ませます。
次に石けん液を、隅々までふりかけます。石けん液が十分に染み込んでくる段階で、汗は分解されてきます。
ナイロンスポンジで柔らかくブラッシングして汚れを落としていきます。
ボディ(胴体)です。体中をくまなくブラッシングします。
ボディの中に着ぐるみの体型を作るために、スポンジなどいろいろなものが装着されているので、隅々までしっかり洗い汗を取ります。
ブーツの洗浄です。中に足に装着する部品があるので、そこはしっかり洗います。
ボディの手洗いが終わった後は、そのまま水洗いマシーンで洗浄したり、硬い部品のあるものはつけ込みをします。
脱水をした後、自然乾燥です。着ぐるみの多くはアクリル繊維が使われているため、乾燥機はNGです。
自然乾燥でゆっくり乾燥させます。
着ぐるみクリーニングきれいにするだけではなく、その最大のポイントはなんといっても汗を取り去ることです。この工程で汗による菌やカビ、ダニを駆除できました。最後に、仕上げ工程で毛並みを整えます。
また衛生面では、ご希望により除菌及び99%ウイルス除去加工も行っていますので、安心してご依頼ください。