クリーニングのデアには、ペルシャ絨毯をはじめとした様々な絨毯・ラグが沢山届きます。
今回はペルシャ絨毯のクリーニングのご紹介です。
絨毯は、こまめに掃除機をかけていたとしても1年も経てばかなり汚れた状態となります。
蓄積された汚れは石けんと水で洗わないと取れません。
臭いは、石けんで洗った後に大量の水で洗い流すことで除去できるのです。
絨毯に大量の水を染み込ませる
ポリッシャーで洗浄
次に石けん溶剤を絨毯に浸し、ポリッシャーで洗います。
一般のポリッシャーとちがって、絨毯専用の柔らかいブラシを使用しています。
十分石けんが絨毯に染みこんでいますので、勢いよく泡立ちます。
ポリッシャーは細くて柔らかいブラシを使っているので、絨毯のパイルの中まで入り込み絨毯のシンの汚れまでかきだします。
シャワーですすぎます
くまなくポリッシャーで洗浄が終わると、すすぎです。
絨毯にシャワーを充分に浴びせます。
洗浄液の泡ががなくなり水が透明になるまでゆすぎます。
この作業で、絨毯(じゅうたん・カーペット・ラグ・マット)にいるダニなども洗い流されてしまいます。
房の洗浄と絡まりをほぐす作業をします
次に房の洗浄です。
ポリッシャーでは、絨毯の端っこにある房(フリンジ)は、十分に洗えませんので、高圧洗浄機の水の力で洗浄します。
次に、絨毯の房(フリンジ)の絡まりをほぐします。
房(フリンジ)がついている絨毯のほとんどの房は、その多くが絡まっています。
家庭で使っているうちに絡まってしまうのでしょう。
これをひとつひとつほどいていきます。1本1本確認しながらほどいていく手のかかる作業です。
低温乾燥します
絨毯クリーニングの洗いが終了すると、次は乾燥です。
絨毯は、乾燥機に入れたり高温乾燥はできません。
絨毯(じゅうたん・カーペット・ラグ・マット)は、素材が様々で、ウール、麻、シルクの天然素材は高熱では縮みや収縮を起こすことがあります。また合成繊維の場合で網羅時と表地の間に接着剤が使われているので、高温乾燥はできません。
約60度の温度で低温乾燥します。
この乾燥でわずかに残ったダニは死滅します。
キレイになった絨毯は梱包されて御客様へ届けられます。