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意外と多い「ボールペン」のシミ。家庭洗濯で落とせる?

いつも宅配クリーニングのデアをご利用いただきまして誠にありがとうございます。
デアにはご家庭の通常のお洗濯では落ちないシミ落としのご依頼もよくいただくのですが、意外と多いのがボールペンのシミです。

目次

ボールペンのシミがついてしまう理由とは?

ボールペンは私たちの生活や仕事にいちばん身近な筆記用具ですし、それだけに不意に衣類にシミができてしまうことも多いのかもしれませんね。

最も多いケースとしては、ワイシャツやブラウスの胸ポケットに入れておいたボールペンのインクがシミになってしまったというケースです。
天気予報情報サービスのウェザーニュースの調べによりますと、8割以上の人がボールペンで服を汚したことがあるそうですよ!

胸ポケットだけではなくスーツのパンツのポケットにシミができてしまったり、筆者個人的には洗濯カゴに入れておいた洗濯物にボールペンが混ざっていたことに気づかず、ちょうどペン先に当たっていたTシャツにシミができてしまったこともあります。

【応急処置】外出先でシミがついてしまったらどうすればいい?

ボールペンのシミは、学校や職場などの外出先でついてしまうのも困りものです。
完全にシミになってしまうと落としにくくなるので、可能な範囲で応急処置を行っておくことをおすすめします。

油性インクは乾いた布でつまんでおく

ボールペンのインクは水溶性と思われていることも多いのですが、油性インクが使われていることも多いんですよ。例えば「ジェットストリーム」や「スラリ」は油性です。

衣類にシミができると水に濡らしたハンカチで拭き取りたくなるものですが、油性ボールペンのインクは水では落ちません。
インクが衣類にできるだけ染みこまないように、乾いた布でつまむように拭き取っておくと良いでしょう。

もし、会社の給湯室などが使える状況でしたら、食器洗い用の洗剤(中性洗剤)をほんの少しシミにつけてティッシュでトントンと叩いておきましょう。これだけでもシミを薄くすることができるので、シミ抜きがやりやすくなります。

水性インクは濡らしたハンカチなどで処理しておく

水性インクのボールペンが衣類についてしまったら、水で濡らしたハンカチ(汚れても良いもの)でシミをトントンとたたきます。このとき、シミ部分の下にティッシュペーパーを敷いておいて、衣類からこのティッシュにシミを移すようにします。
水性インクのシミであれば、この応急処置を行っておけば帰宅後の家庭洗濯で比較的落としやすくなります。

家庭でできるシミ抜き:油性ボールペン

油性インクのシミ抜きにはアルコールを使います。

【用意するもの】
・消毒用エタノール、除光液などのアルコール類
・汚れても良いタオル
・歯ブラシなどのブラシ(できるだけやわらかいもの)

【油性ボールペンのシミ抜き方法】
1.汚れても良いタオルを敷いた上にシミがついた衣類を置きます。
2.少量のアルコールをシミにのせて、歯ブラシでトントンと叩きます。
3.シミがタオルに移るまで2を繰り返します。タオルに付着したシミが衣類に戻らないように、汚れた部分と綺麗な部分と入れ替えながら作業を行いましょう。

家庭でできるシミ抜き:水性ボールペン

水性インクのシミ抜きには洗濯洗剤を使います。

【用意するもの】
・液体洗濯洗剤
・汚れても良いタオル
・歯ブラシなどのブラシ(できるだけやわらかいもの)

【水性ボールペンのシミ抜き方法】
1.汚れても良いタオルを敷いた上にシミがついた衣類を置きます。
2.液体洗濯洗剤をシミにのせます。洗濯洗剤は粉末タイプでも良いのですが、液体タイプが使いやすいかと思います。
3.少量の水をたらして洗剤になじませ、歯ブラシでトントンと叩きます。
4.シミがタオルに移るまで3を繰り返します。タオルに付着したシミが衣類に戻らないように、汚れた部分と綺麗な部分と入れ替えながら作業を行いましょう。

家庭でボールペンのシミ抜きをする注意点

家庭でのシミ抜きでは、気をつけなければならない注意点が複数あります。

油性ボールペンのシミ抜きではアルコールや除光液を使いますが、生地によってはこれらの処理ができないものもあります。
特にシルク、ウールなどの動物性繊維の衣類を自宅でシミ抜きをすることはおすすめしません。アルコール類が付着することで逆にシミになってしまうことがあります。

水性インクは「水+洗濯洗剤」でかなり落とすことができるのですが、水洗いが不可な衣類もあるため注意が必要です。
例えばレザージャケットです。皮革製品を自己流で水洗いしてしまうと、質感がゴワゴワになってしまいます。

大切な衣類のシミ抜きはデアにお任せ下さい

綿100%の衣類や洗濯に強いポリエステルなどの衣類であれば、今回ご紹介した方法でシミ抜きができるかと思いますが、シルク、ウール、レーヨン、皮革、毛皮、高価なブランド衣類など、少しでも不安がある衣類のご家庭でのシミ抜きはそもそもおすすめできません。

インターネット上やSNSでは、いとも簡単にシミ抜きができるような方法が解説されていることもありますが、そもそもシミがついてしまった衣類がご家庭でのシミ抜きに適していない場合もありますし、トラブルになってしまっても自己責任となってしまいます。

デアにはあらゆる衣類のシミ抜きが可能な技術があり、シルク、ウール、レーヨン、毛皮などのデリケートな衣類のシミも対処可能です。
レザージャケット、革製のビジネスバッグ(レザーバッグ)、革製ブランドバッグなどのレザー製品は、皮革専用の水洗いクリーニングまたはドライクリーニング(油性の汚れが落ちます)で洗うことができます。
それでも落ちないシミは、元の製品のお色と同じ色を乗せるリカラーによって、シミを見えなくすることも可能です。

自己流のシミ抜きによって衣類にダメージが起こることを防ぐために、あまり無理はなさらず不安なことがあったらぜひデアにご相談下さい。
プロの技術で美しく整えてお届けさせていただきます。

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