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部屋干しのススメ。クリーニング屋さんが教えるストレスなく部屋干しをするコツ!

あっという間に10月の終わり。これからだんだん寒くなってきて、晴れていても洗濯物が乾きにくくなる季節になってきます。
かといって部屋干しは生乾きになるし・・・とモヤモヤしてしまう方も多いのでないでしょうか。
でも、部屋干しには外干しにはないメリットもあるんですよ。

目次

部屋干しのメリットとは?


洗濯物はカラッと晴れた外に干すのが当たり前という感じかもしれませんが、部屋干しにもとても大きなメリットがあります。

衣類に優しい干し方ができる

洗濯物をよく晴れた外に干すと乾きも早く気持ちが良いものですが、実は外干しは色あせや変色の原因になります。
外干しをすると強い紫外線を浴び続けることになり、これが色あせ、衣類の日焼け、繊維のダメージ。シルクの黄ばみの原因になります。
部屋干しならこの紫外線によるダメージを大幅に減らすことができます。

 

天気、気温、時間帯に関係なくいつでも干せる

部屋干しなら雨や気温を気にせずにどんなタイミングでも洗濯物を干すことができますよね。
雨が降るかも・・・と気にしながら出かける必要もないですし、ゲリラ豪雨に洗濯物が濡れることもありません。
突風で隣の敷地にタオルが飛ばされてしまうこともありません。

 

大気のホコリ、汚染物質、花粉が付着しない

これもとても大きなメリットです。
外干しの洗濯物には空気中のホコリや汚れ、私たちの健康に影響を与える大気汚染物質なども付着してしまいます。
花粉もついてしまうので、花粉の時期だけでも部屋干しを検討してみてください。

 

部屋干しで困ることとは?部屋干しのデメリット

部屋干しにはメリットがあることがわかっても、なかなか続けられなかったり、失敗してしまう人が多いのはなぜなのでしょうか。

 

干しても乾かない!

部屋干しの洗濯物は外干しのようにハンガーや物干し竿にかけるだけではなかなか乾きません。
特に肌寒さを感じる梅雨時期は湿度も高いため、丸1日経っても乾いていないということもよくあります。

 

いちばん多い悩みは「臭い」


部屋干しのもっとも多い悩みは「部屋干し臭」「生乾き臭」と言われる臭いです。
この臭いの原因は「衣類の汚れ」と「雑菌」です。

雑菌は適度な温度と湿度を好み、衣類についている汚れをエサにした大繁殖します。
部屋干しは衣類の湿度がぬけにくく雑菌にとって繁殖しやすい環境になり、この状態が長く続くことで部屋干し臭・生乾き臭の原因になるのです。

 

部屋干しで失敗しない方法を知りたい!

部屋干しで失敗しないためには次の4つについて環境を整えることを考えてみて下さい。

・雑菌を繁殖させない、しっかり落とす
・干す場所を確保する
・風を起こす
・家電を活用する

 

雑菌を繁殖させない、しっかり落とす


・洗濯かごを使いましょう
ストレスなく部屋干しをするためには、洗濯物を洗う前にもコツがあります。
もし、脱いだ服を直接洗濯機に放り込んでいるならそれはやめておきましょう。洗濯物と洗濯槽の両方に雑菌が繁殖してしまい、生乾き臭が発生しやすくなります。
洗う前の洗濯物+濡れたバスタオルなど、汚れものと濡れているものが洗濯槽の中で一緒になることも避けて下さい。バスタオルからイヤ~な臭いが発生する原因になってしまいますよ。

 
・こまめに洗いましょう
衣類が汚れている状態が長く続けば続くほど、臭いが発生しやすくなります。可能な限りこまめに洗うようにしましょう。
最もダメなことは洗濯槽がパンパンになるくらい溜め込んでしまうことです。多くても洗濯槽の8割程度で洗うようにして下さい。

 
・酸素系漂白剤を活用する
たくさん汗を吸っている衣類、着た直後は匂わないけどだんだんと臭いがしてくるような衣類は、酸素系漂白剤を使って洗ってみてください。
30分~1時間程度つけ置き洗いをするとさらに効果的です。
つけ置き洗いが難しい場合は、洗剤と一緒に液体酸素系漂白剤を洗濯槽に入れて洗います。酸素系漂白剤には除菌効果があるので、衣類をスッキリと洗い上げることができます。

 

干す場所を確保する


部屋干しをストレスなく行うためには、部屋干しのスペースをあらかじめ作っておくことをおすすめします。
あらかじめ環境を整えておくだけで、干す場所がないことにストレスを感じることがなくなりますよ。

部屋干しの場所は、よく風通しの良い室内が良いと言われますが、風通しにはあまりこだわらなくて良いかと思います。
カラッと晴れた日ならともかく雨の日に窓を開けて洗濯物を干してもあまり意味がないですし、風と一緒に雨も室内に入ってきてしまいます。

風通しの良さよりも、浴室乾燥機のついたお風呂、エアコンがある部屋など部屋干しを早く乾かせる環境が整っている環境や、サーキュレーター・扇風機を動かせるスペースで検討してみて下さい。

 
・カーテンレールに干さない
大量の洗濯物をカーテンレールにかけていませんか?
カーテンレールは重いものをかけるように作られていないので、ハンガーをかけつづけてしまうと傾いてしまうことがあります。
また、濡れた洗濯物によって窓辺の湿度が高い状態が続いてしまうと結露が発生して、カーテンのカビの原因になってしまいます。

部屋干しの洗濯物は、窓際・壁際よりも空気が通りやすいスペースに干した方がより早く乾きます。
できるだけ洗濯物同士の間隔をあけて、空気の通り道ができるように干して下さい。

 
近年の新築住宅には部屋干し用の器具が室内に取り付けてあることも多いのですが、これは後付けでも設置可能です。
「干す場所がない!」と毎回イライラしてしまうようであれば、思い切って設置を検討する方法もあります。


出展:川口技研「室内用ホスクリーンスポット型」

 

風を起こす

部屋干しに扇風機やサーキュレーターは必須アイテムと言っても過言ではありません。
風を当てるだけで湿度が飛び乾きが断然早くなりますので、部屋干しをするときは必ず扇風機・サーキュレーターを稼働させましょう。
電気代の値上がりも気になるところですが、扇風機の電気代は1時間あたり0.54円程度という調査結果もあります。
長時間稼働させたとしても、そこまで電気代が上がるということはないでしょう。

 

家電を活用する


大量の洗濯物を部屋干しする場合は浴室乾燥機、エアコン、除湿器、洗濯機の乾燥機能などを活用して、なるべく早く洗濯物から湿度が抜けるように工夫しましょう。

エアコンの設定は機種にもよりますが、夏なら冷房または除湿で27度程度、冬場なら暖房で大丈夫。除湿でも良いのですが温度設定ができないエアコンで除湿すると部屋が寒くなってしまいます。部屋干しモードがある場合はそちらをお使い下さい。

なお、エアコンや除湿器を使う時も扇風機・サーキュレーターを併用して室内に風を起こすと効率が上がります。

 

部屋干しで使う洗剤はどれがいい?

部屋干しで使う洗剤で最も注目したいのは洗浄力の強さです。
衣類の汚れは雑菌のエサになってしまうので、ある程度洗浄力の高い洗濯洗剤が必要になります。

洗浄効果が高いのは粉末洗剤

洗濯洗剤には液体・粉末・ジェルボールなどがありますが、洗浄効果がもっとも高いのは粉末です。汚れがひどい場合や、洗っても匂いが取れなくなってきた衣類やタオルには粉末洗剤を使ってみて下さい。

ただ、近年の粉末洗剤は溶け残りが出ないように改良されていますが、冬場の冷たい水では溶けにくいことがあります。
もし溶け残りが発生していたら、事前に溶かしてから使うなどの工夫も必要になるでしょう。

 

酸素系漂白剤も粉末タイプが効果が高い

酸素系漂白剤にも液体と粉末がありますが、効果が高いのは粉末です。
こちらもよく溶かしてから使用するようにしましょう。

なお、衣類の中には酸素系漂白剤の使用が禁止されているものもあります。液体タイプは使えますが粉末タイプは使えないものもあります。
洗濯表示を確認してトラブルなく洗って下さいね。

 

まとめ洗いにはデアをご利用ください


洗っても匂いが取れない衣類や衣替えの衣類などをまとめて洗いたい場合は、宅配クリーニングのデアをご利用ください。

衣類の色、種類、素材、汚れ具合などによって細分化して小ロットで洗っていきますので、汚れの強い衣類とデリケート衣類がまざるようなこともありません。
ご家庭で洗いにくい洗濯物は、ぜひデアにお任せくださいね。

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