洗濯物を干そうと思って洗濯機を開けてみると、白い紙くずがびっしり・・・そんな経験をしたことがある人は多いかと思います。
洗濯物についてしまった紙くずやティッシュを取り除く方法はいくつかありますが、今回はSNSで話題になった「柔軟剤を使って洗いなおす」方法を試してみようと思います。
洗濯物はキレイになってくれるのでしょうか?
洗濯物に紛れ込みやすい紙製品とは?
洗濯物に紛れ込みやすい紙製品はいろいろありますが、もっとも多いのはポケットに入れっぱなししていたティッシュではないでしょうか。
ティッシュと一緒に洗濯をしてしまったことがありますか?というアンケートでは、なんと88%の方が「ある」と回答したしたそうですよ。
他にも、買い物のレシート、メモ用紙などもうっかり洗ってしまいやすいようです。
ポケットの中身はきちんと確認しなければいけませんね。
お札を洗ったらどうなるの?
お札を洗ってしまうこともあるかもしれませんが、ティッシュのように粉々になることはほぼありません。
お札は水に強い原料で作られているので、洗濯機で洗った程度でバラバラになることはないのです。
ただし、もともと破れているところから裂けてしまったり、縮んでしまうことはあります。
数ミリ程度の破れであればそのまま使うことができますが、使用が困難なくらい破れてしまった場合は銀行で交換してもらうことができます。
ただし、破損したお札が手元に何割残っているかによって交換できる金額が異なりますのでご注意下さい。
全体の2/3以上が残っている場合は額面全額が戻ってきます。
全体の2/5以上2/3未満が残っている場合は額面の半額にしかなりません。
全体の2/5未満しか残っていない場合は交換不可となります。
洗濯物の紙くずは柔軟剤で落ちるの?
洗濯物に付着してしまった紙くずを取り除く方法としてよく言われているのが、「柔軟剤を使って洗いなおす方法」です。
洗剤は使わずに柔軟剤で洗いなおすだけでこびりついた紙くずが取れるというものですが、これは柔軟剤に含まれる静電気防止効果によるもの。紙くずが衣類の繊維からスルッとはがれて、水の中で再付着することがないのだそうです。
実際にやってみました
こちらが紙くずがついてしまった洗濯物です(涙)
ポケットにお札とレシートを入れていたことをすっかり忘れていてそのまま洗ってしまいました・・・。
この状態のまま柔軟剤を使って洗い直してみます。
洗濯機に洗濯物を戻して、いつも使用する量の柔軟剤を入れて標準コースで洗い直します。
柔軟剤でつけ置き洗いをする方法や、「すすぎ1回+脱水」で洗い直す方法もあるようですが、今回はつけ置きはせずにいつも通り洗ってみました。
洗い終わった直後の状態がこちら。
確かに紙くずがかなり落ちていますね!
洗濯物のあちこちに張り付いていた紙くずの8割くらいが落ちているように感じます。
残っている紙くずも落ちるように、干す時には洗濯物をパタパタと振ってハンガーにかけてみました。
完全に乾いた状態がこちらです。
いかがでしょうか。
最初の紙くずがいっぱい付着した状態と比較すると、格段にキレイになっていることが一目瞭然ですね。
ただ、実際に見るとかなり小さな紙くずがまだ取れていないようでした。
濃い色のTシャツでは目立ってしまうので粘着テープのコロコロを使って取り除いてみました。
コロコロをかけると紙くずが付着していたとはわからないくらいまでキレイになりました!
とても簡単にここまで落ちたので大満足です。
【感想】柔軟剤はおすすめできる?
実際にやってみるまでは「柔軟剤を入れずに洗い直すこととは違うのかな?」と思っていたのですが、しっかりと紙くずがはがれたのでやはり効果はあるのだと感じます。
柔軟剤を使わずに洗い直した場合でも衣類から紙くずを浮かすことはできると思いますので、浮いてきた汚れを丁寧にすくえば再付着を防ぐことはできるでしょう。でも、頭ではわかっちゃいても、この手間が面倒なんですよね・・・。
柔軟剤を使えば手間をかけずに再付着を防げるので、紙くずまみれの洗濯物が多い時にとても便利だと感じます。
今回は、写真のTシャツ、綿のズボン、靴下などを一緒に洗い直したのですが、Tシャツだけは仕上げのコロコロが必要だと感じました。
よりキレイに仕上げたいものはコロコロ必須ですが、ほとんど手間はかかっていません。
柔軟剤を使った洗い直しは簡単で良い方法ですので、いざというときにはまた試してみようと思います。
その他の洗濯物の紙くずを取り除く方法
柔軟剤以外の洗濯物の紙くずを取り除く方法もあります。
そのまま干す
何もせずにそのまま干して、洗濯物と紙くずをカラカラに乾かします。
乾くとはがれやすくなるので、バタバタと振ったりコロコロをかけてしっかり落とします。
私は今までこの方法で落としていました。洗い直す手間がないのは手軽なのですが、洗濯物が多い時にはおすすめしません。
乾いた洗濯物を全てパンパンと叩いて紙くずを落として、床に落ちた紙くずを掃除機で吸ったり、全ての衣類にコロコロをかける手間があるので、結局時間がかかってしまうんです。
どちらかというと、柔軟剤を使って洗い直して、必要なものだけコロコロをかけるやり方の方が気持ちの負担も軽く感じました。
干す前にバタバタと振る
洗い直さずに干す前に洗濯物をバタバタとしっかり振って紙くずを落とす方法です。
ベランダやお庭に紙くずが落ちてしまいますが、洗い直す時間がない時には手軽な方法ですね。
乾いた後にチェックして、紙くずが残っているようならコロコロで取り除くと良いと思います。
キッチンのネットで擦る
乾く前の衣類を広げて、キッチンの三角コーナーのネットや、玉ねぎ、オクラなどが入っているネットを手にはめて優しく擦ります。新しいキッチンスポンジでも代用できます。
紙くずが取れたらいつも通り干しましょう。
これはテレビで紹介されていた方法のようですが、衣類を1枚1枚広げて、表・裏と擦るよりも、柔軟剤で洗い直した方が簡単かな?と思います。
柔軟剤の代わりに酢を入れて洗い直す
柔軟剤がないときに酢やクエン酸を使って洗い直すことでも紙くずが取れると言われているのですが、この方法には疑問があります。
酢・クエン酸を用いる理由は、市販の柔軟剤のような静電気防止効果があるからと言われているのですが、これって本当なのでしょうか。
酢・クエン酸を洗濯に使うことはあります。例えば石けん洗濯をする場合です。
石けんによってアルカリ性に傾いた洗剤液が衣類から落ちきれなかった場合、洗い上がりがゴワゴワしてしまったり粉末石けんが衣類に残ってしまうことがあるのですが、酸性の酢・クエン酸水ですすぐことでアルカリ性の成分が中和されて洗い上がりが柔らかくなるのです。
このことから「柔軟剤の代わりになる」と言われるのですが、酢・クエン酸に市販の柔軟剤のような静電気防止効果は期待できません。他の方法を試してみることをおすすめします。
洗濯槽のお掃除も忘れずに!
なお、洗濯物に紙くずやティッシュがついてしまった場合は、洗濯槽の中にも付着していることが考えられます。
洗濯槽の中やフィルターをチェックして、紙くずがついていたら取り除いて下さいね。
洗濯槽の掃除を長くやっていない場合は、この機会にぜひやってみて下さい。