リュック、使っていますか??
たくさん荷物が入るアウトドア向けのリュックから、シンプルな通勤リュックもあり、シーンを問わずリュックを使いこなしているおしゃれな方もよく見かけます。
しかし、そんなリュックには、自分が気づかないうちに汚れがついていることも多いものです。
リュックを簡単に洗濯機で洗う方法と、丁寧に手洗いする方法をご紹介しますので、ぜひ実践してみてください。
スッキリ見違えるようにキレイになりますよ!
リュックにつきやすい汚れ。ベスト3
リュックはいつも自分の背中側にあるため、普段使いしていても汚れに気がつかないことも多いものです。
黒ずみが濃くなっていたり、汚れがついていることも多いのでよくチェックしてみましょう。
第3位:土汚れ、泥汚れ、砂埃
普段使いしているリュックを地面に置くことはあまりないと思いますが、アスファルトを歩いているだけでも土埃などは意外と舞っています。
また、お子さんと一緒に公園に行ったり、お子さんが使っている通学リュックには土汚れ、泥汚れが付着しやすいです。
第2位:汗・皮脂など体から出る汚れ
ランニングリュックを背負って走る方でしたら、リュックの背中部分にどれだけ汗が溜まるかよーくご存知なのではないでしょうか?
リュックも布製品ですので私たちの汗を吸いますし、手が触れる部分には皮脂もついてしまいます。
これらを放っておくと、変色、臭いの原因になってしまいますよ。
1位:空気中のちり、ホコリ、排気ガス、タバコの煙、焼肉の煙など見えない物質がいろいろ!
空気中には目に見えない汚れがたくさん浮遊しています。
チリ、ホコリ、タバコの煙、花粉もそうですし、道路沿いには排気ガスも漂っています。
また、焼肉屋さんの食欲をそそる煙、レストランのハンバーグの匂いなど、おいしそうな匂いもリュックに付着すると汚れ・悪臭の原因になってしまいます。
焼肉などのお肉を焼いた時の煙には脂が混ざっていて「油煙」と呼ばれています。
油煙は布製品に染み付きますので、焼肉屋さんに持って行ったリュックを洗わずに使い続けるとギトギトの油を含んだ汚れが蓄積されてしまいます。
リュックは洗濯機と手洗い、どっちで洗うべき?
衣類でもリュックでも、家庭洗濯では基本的には洗濯表示に従って洗うことが推奨されています。
→洗濯表示とは?洗濯表示について詳しく知りたい!
こちらは手洗いの洗濯表示です。
このマークがあるリュックは40度以下の水温で手洗いすることが推奨されています。洗濯機の使用は避けた方が良いでしょう。
逆に、このマークがなければ洗濯機で洗って良いのかというと、中には洗うことができないリュックもあるので注意が必要です。
こちらはサロモンのリュックの洗濯表示です。
全部のマークにバツがついていて、いかにも洗うのが大変そうと思いませんか?
実は向かって左のマークは「家庭洗濯NG」マークになります。
つまりこれは、ご家庭では洗えないリュックなんです・・・。
洗えないリュックはどうすればいい?
家庭洗濯不可のリュックについては、「洗濯表示に従って、洗濯はしない」という考え方もあれば、「ある程度のダメージを覚悟して洗濯する」という考え方もあります。
どちらが正しい?と聞かれたら、メーカーが推奨している洗濯表示通りの洗い方と言えますが、使うたびに汗を吸うリュックを洗わずに使い続けることは快適ではありませんよね。
こういった家庭洗濯不可のリュックやバッグでも、宅配クリーニングのデアなら水洗いすることができるケースもたくさんあります。
皮でできている、ファーがついている、洗濯表示がついていなくて洗うことが不安・・・など、洗えなくて困っているリュックは、お気軽に宅配クリーニングのデアにお問い合わせくださいね。
→お問い合わせはこちらからどうぞ
必ず実践してください!リュックを洗う前の準備
リュックを洗う前に必ず行うべき準備は3つあります。
準備1:中身を全部出す!
当たり前ですが、中に入っているものは全部出してくださいね。
ジッパー付きのポケットも忘れずに確認してください。
私はコレをうっかり忘れていて、イヤホンを洗ってしまったことがあります・・・。
防水だったので良かったのですが、干すときに気がついてとっても焦りました!
買ってから何年も使っているリュックを初めて洗う時は、掃除機で大きな汚れを吸っておくのもおすすめです。
準備2:洗濯表示を確認する
上記のリュックのように洗えないものもありますので、洗濯表示は必ず確認してください。
なお、リュックは衣類と違って、そもそもご家庭で洗うことが想定されていないこともあり、洗濯表示がついていない製品もたくさんあります。
あくまでも目安ですが、ポリエステル、ナイロン製なら洗濯ネットに入れて洗濯機で洗えます。
帆布(キャンバス)、綿、麻製なら常温の水で手洗いができます。
背中にクッションが使われているリュックは、どんな素材であっても手洗いをした方がクッションが長持ちしますよ。
洗濯表示がついていない場合は「色落ち」も確認しておきましょう。
タオルを水で濡らして固く絞って、リュックの目立たない部分を拭いてみてください。
タオルにリュックの色が移っているようなら色落ちすることになります。
他のものとは一緒に洗濯せずに、リュックだけで洗うようにしてください。ただし、リュックの色が全体的に薄くなってしまう可能性があります。
準備3:外せるパーツは外しておく
カラビナなどの取り外しできる付属品がついている場合は、外して洗うことをおすすめします。
リュックを「洗濯機」で洗う方法
洗い方
洗濯機で洗う方法はとても簡単です。
リュックのファスナーをしめて、洗濯ネットに入れて「手洗い」「ソフト」「ドライ」などの優しい水流で洗えるコースで洗うだけです。
他の洗濯物と一緒に洗っても大丈夫ですが、リュックについているプラスチックの「金具」が他の衣類を引っ掛けてしまうことがあるので必ずネットに入れましょう。
洗剤はエマール、ボールドなどの中性洗剤を使用してください。
中性洗剤を使う理由は通常の洗濯洗剤よりも優しく洗うことができるから。
ただし、その分洗浄効果は穏やかになります。
リュックに気になる汚れがあるなら、洗濯機に入れる前にブラッシングして汚れを落とす、固形石鹸でこすり洗いをするなどの予洗いをしておくとさらに良いでしょう。
脱水
脱水まで洗濯機でやってしまって大丈夫なのですが、できるだけダメージを避けたい場合は、脱水は1分以内にしておきましょう。
干し方
形を整えて風通しの良い日陰に干して完全に乾かします。
洗濯物の水分は上から下に落ちてきますので、上下を逆さにして干すと乾く時間が少し短縮されますよ。
リュックを「手洗い」する方法
洗い方
リュックの手洗いは「押し洗い」で行います。
バケツや洗面台に洗剤液を作ります。
私は、手洗いをするときは洗面台に直接洗剤液を作っています。
広々使えますし、水の入れ替えも簡単なのでオススメです!
洗剤の量は洗剤の説明書きを目安にしてください。
リュックを洗剤液につけて、空気を抜くようにぎゅーっと沈めて押し洗いをします。
気になる汚れがあったら、柔らかいスポンジやブラシで優しくこすってみてください。
汚れが落ちたらすすぎを行います。
新しい水をバケツに入れて、洗剤成分が落ちるまで(泡が出なくなるまで)押し洗いをします。
脱水・干し方
脱水は30秒〜1分程度なら洗濯機の脱水機能にかけることができます。
脱水もごく短時間であれば生地を傷めることなく水を切ることができます。
ただし、クッションが使われているリュックは、脱水をせずに手で挟むようにして水を切った方が繊維には優しいです。
干し方は洗濯機を使った場合と同じです。風通しの良い日陰に逆さまにして干すと良いですよ。
リュックの洗濯でやってはいけないこと
リュックの洗濯でやってはいけないことは、乾燥機で乾かすことです。
ナイロン・ポリエステルは熱に弱いので激しくダメージを受けますし、帆布(キャンバス)・綿・麻製リュックは縮んでしまいます。
乾燥機の使用は絶対に避けてくださいね。
漂白剤は使っちゃダメって本当?
リュックの洗い方で「漂白剤を使用してはいけない」と言われていることがあります。
衣類に使える漂白剤をなぜリュックに使ってはいけないと言っているのかわからないのですが、ワイドハイターなどの液体酸素系漂白剤なら使ってもOKです。
染み込んだ汗臭が洗濯をしても取れないような時にも有効なので、私も定期的に使っています。
ワイドハイターは水洗いできる白物、色物、柄物などに使える漂白剤なので、色落ちしたりシミの原因になることはありません。
→酸素系漂白剤を使ってみよう!臭い、シミ、汚れはちゃんと落ちる?
個人的見解ですがリュックは意外と頑丈です!(まとめ)
これは個人的な見解で、絶対大丈夫!と保証できるものではありませんが、リュックは用途と形状を考えても、とても頑丈にできていると感じます。
レザーやファーが多用してあるようなオシャレ重視のリュックや、ルイヴィトンなどのブランドリュックとなると話は変わってきますが、日常的にタウンユースを想定されているもの、トレイル、ライド、ラン、ウォーキングなどに使うようなリュックは、手洗い推奨であっても意外と洗濯機で洗っても平気なんです。
こちらは、私がほとんど毎日洗濯機で洗い続けているランニングリュックです。
洗濯表示的には手洗い推奨なのですが、使ったら毎回洗わないと気持ちが悪いので、ランニングウェアを洗うときに別のネットに入れて洗濯機で洗ってしまっています。
リュックの洗い方としてはかなり雑なことは自覚しているのでダメージは覚悟しています。
表面のナイロンが破れたら嫌だなーと思っているのですが、今のところ傷み、縮み、破れなどはありません。
もちろん、洗う頻度を抑えてその度に手洗いをした方が新品の美しい状態が長持ちするんですけど、ランニングリュックにそれはムリな話です。
割り切って手洗いから洗濯機に変えて毎回洗うようにしたことで、汚れも臭いも気にならず、ストレスなく使えるようになりました。
洗濯表示の指示には従っていませんが、自分にとっては良い選択だったと思っています。
ちなみに、リュックの背中部分のスポンジは水分に弱く劣化します。
汗が蓄積されると更に劣化が早くなりますので、そういう意味ではランニングリュックを毎日洗うのは理にかなっています。
皆さんも、ご自分のライフスタイルや性格に合った無理なくお洗濯できる方法で、ぜひリュックを楽しんでくださいね!