「お気に入りのぬいぐるみを久しぶりに出したら、黒いポツポツがついてる!」
「なんだかカビ臭い?」
そんな経験はありませんか?
ぬいぐるみは布や綿でできているため湿気を吸いやすく、保管の仕方やちょっとした生活環境によってカビが発生してしまうことがあります。
ぬいぐるみにカビが生える原因と対策
普段から一緒に遊んでいるぬいぐるみであれば、通気性もあるためカビが発生する可能性は低いですが、次のような環境では生えやすくなります。
密閉保管で湿気がこもった

ぬいぐるみをビニール袋にまとめて入れて、押し入れやクローゼットの奥にしまい込んでいませんか?
よくあるのが、子どものぬいぐるみを「とりあえずまとめて袋に入れておく」「圧縮袋で長期保管する」というケースです。
遊んでいるうちについてしまったよだれや手あか、食べ物の汚れがそのまま残った状態で密閉してしまうと、湿気と一緒に雑菌が繁殖しやすくなります。そこから黒いポツポツやカビ臭につながることも。
「なんとなくまとめて片付けただけなのに、気づいたらカビが…」というのは、子育て中のご家庭でよくあるトラブルのひとつです。
実家やリサイクルショップから持ち帰ったぬいぐるみ
実家から連れてきた古いぬいぐるみやリサイクルショップやフリマで手に入れたぬいぐるみ。一見きれいに見えても、実は長いあいだ押し入れや倉庫で保管され、すでに湿気を吸いこんでいることがあります。
そのまま新しい環境に置くと、湿度が高い季節にカビが浮き出してきたり、「なんかカビ臭くない?」と気になることも。
日常生活の中で湿気が原因となる場合
カビは長期保管だけでなく、普段の生活の中でも知らないうちに発生してしまうことがあります。
たとえば、子どもが遊んでいるときに ジュースやお茶をこぼしてしまい、しっかり乾かしきれなかったぬいぐるみ。見た目は乾いていても、中の綿には湿気が残り、そこからカビが広がってしまうことがあります。
また、加湿器の近くや窓際といった湿気の多い場所に長時間置いていると、少しずつ湿気を吸い込み、黒い斑点やカビ臭が出てくることも。
ぬいぐるみクリーニングでできるカビ取り
ぬいぐるみのカビ取りは、一見かんたんに思えてもご家庭ではとても難しいケアです。
カビは表面だけでなく中綿まで入り込むので、見える部分を拭いただけではまたすぐに広がってしまいます。
「漂白剤で落とせるんじゃない?」と思う方もいますが、生地や色柄を傷めてしまうリスクが高く、かえって大切なぬいぐるみをダメにしてしまうことも。
アルコールスプレーをかけて除菌しようとする方もいますが、これも色落ちの原因になることがあります。
手軽にできそうな方法ほど落とし穴が多いのが、ぬいぐるみのカビ取りの難しいところです。
ぬいぐるみのカビ取りは、やっぱりプロのクリーニングが安心です。
デアでは、クリーニングとカビ取りで、できる限り元の姿に近づけるよう対応しています。
合成洗剤を使わず天然石けんで手洗い

小さなお子様がだっこしたり、ペットが口にくわえることもあるぬいぐるみ。デアではみんなの肌に優しい天然石けんで洗っています。
石けんに適した温度でしっかり泡立てることで、ぬいぐるみの表面と中綿の両方の蓄積汚れを落とすことができます。
状態に合わせた薬剤調合で安全にカビを漂白
カビの種類や広がり方を職人が見極め、適切な薬剤を調合して漂白します。生地を傷めることなく、カビ汚れをできる限り落とすことができます。
部分的なお直しも可能

カビ跡が強く残ってしまう場合には、部分的に生地を補修するお直しによって見た目を整えることも可能です。
お客様と相談を重ねながら、大切なぬいぐるみケアのより良い方法をご提案させていただきます。
ぬいぐるみのカビは、放置すればするほど落としにくくなり、生地の劣化や変色につながる恐れがあります。
大切なぬいぐるみにカビを見つけたらなるべく早めご相談下さいね。