オイルドジャケットやコートの魅力は、あの“しっとりした質感”と“味わいのある風合い”。
しかし、長く着用するうちにオイル分は徐々に抜けてしまい、乾燥やひび割れ、色ムラの原因になります。オイルの抜けによって生地が硬くなり、独特の風合いが損なわれることも。
そんなときに欠かせないのが、「リプルーフ(再オイル加工)」です。
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日本の気候に合わせた、独自のオイルを使用
デアでは、リプルーフの際に「植物性」と「動物性」のオイルを独自にブレンドしたオリジナルオイルを使用しています。
鉱物油ではなく、衣類にも肌にもやさしい成分で、気になるニオイもほとんどありません。
日本の高温多湿な気候にもなじみやすく、べたつきやムラを抑えながら自然な風合いを再現できます。
また、色合いを引き立てる効果もあるため、リプルーフ後はしっとりとした質感がよみがえります。
道具を使い分け、細部までていねいに

リプルーフ作業は、ただ全体にオイルを塗るだけではありません。
生地の種類や厚さ、擦れやすい部分を職人の目で確認しながら、ガンやスポンジなど複数の道具を使い分けて塗布。
特に乾燥しがちな袖口やポケットまわりには、オイルを薄く何度も重ねながらなじませ、質感を丁寧に整えていきます。
非常に時間のかかる作業ですが、着心地や防風・撥水性の回復具合が大きく変わってくるため、経験と技術が求められる工程です。
洗いとリプルーフ、二段階のケアで美しく

「くたびれて見える」「色が抜けてきた」と感じるオイルドジャケットでも、 洗浄とリプルーフをセットで行うことで、見た目も風合いも驚くほどよみがえります。
仕上がったジャケットは、使い込んだ風合いを残しつつ、またオイルの深みを楽しめる存在感に。
デアでは、多くのお客様のご要望にお応えし、日本の気候に合わせてベタつきを抑えた独自のオイルを使用しています。
そのため、従来よりもやや軽めの仕上がりに感じられることもありますが、オイル移りの少なさなど、日常での扱いやすさにもご満足いただいています。
参考記事:バブアー ビデイルのリプルーフ
オイルドジャケットに、もう一度命を吹き込む
デアでは、洗浄からリプルーフまで一貫して対応。一点ずつ状態を確認しながら、その服にとって最適なケアを行います。
ブランドや製造年、生地の状態に応じて、塗布量や仕上げ方法も微調整しており、また着たいと思えるような仕上がりを目指します。
「オイルの臭いが気になる」「1度しっかり洗って、しっとり感を取り戻したい」そんなお悩みに、デアのリプルーフがお応えします。まずはお気軽にご相談ください。