普段なかなか見る事が無いと思いますが、クリーニング工場がどの様に
あの大きな絨毯をクリーニングしているのか、洗いの工程をお伝えしたいので
今回はクリーニング工場の洗いと仕上げをお届けしたいと思います。
絨毯クリーニングのデアの絨毯の洗い方・クリーニング方法
まず大量の水を絨毯にくぐらせ、十分に水を含ませます。
次に天然石けん溶剤でブラッシングして汚れを落とし、また大量の水で洗い流す方法で
長い間にたまった汚れやホコリをとるには最善の方法です。
画像の機器はカーペット(絨毯)用のポリッシャーとなります。
こんな大きな機械でカーペット(絨毯)は傷まないの?とご心配になるかもしれませんが
このカーペット(絨毯)用のポリッシャーのパットは絨毯の種類によって適切なパッドを装着し
さらにパッドを高速回転させる事によって、ご家庭では取りきれないカーペット(絨毯)汚れを
芯から落とす事が可能となります。
当然、このカーペット(絨毯)用のポリッシャーを上手に扱うには、作業員の高い腕が要求されます。
これがクリーニングのデアの絨毯クリーニングの高い技術のひとつになります。
100%天然石けんの使用
先程も軽く触れたように、クリーニングのデアでは100%天然石けんを使用しております。
さてなぜクリーニングのデアでは、この100%天然石けんを利用するのでしょうか?
理由は肌に直接触れたりする絨毯(じゅうたん・カーペット・ラグ・マット)のクリーニングに、アレルギーを引き起こすといわれている合成洗剤は使いませ ん。「シャンプー洗い」もいたしません。
合成洗剤で洗った場合、絨毯(じゅうたん・カーペット・ラグ・マット)入り込んだ洗剤は、どんなにゆすいでも残留 洗剤が残ります。合成洗剤は肌から体の中に入り込み、肌荒れ、アレルギーを起こすことがあります。
米ぬかから培養したEM菌と天然油脂から作った石けんですから、赤ちゃんのはいはいもとても安全です。
それと同時に、作業員の手によってブラッシング洗浄機にてブラッシングを行います。
目に詰まってしまった細かい汚れは作業員の手作業にて洗い落とします。
最終工程 仕上げ作業
仕上げです。最後の仕上げをしたのちお客様に届けられるのです。
この掃除機のような器具は、パイルの毛並みをブラシアップするものです。
絨毯についたホコリやゴミは、水で洗い流すことによって取れますが、カーペットの中に入ったものは流しきれないことがあり、 この機械で毛並みをたたき、浮き上がらせて吸い取ります。
そして、吸い取りながら同時にブラシアップして毛並みをそろえます。
※パイル(織物の下地から出ている繊維、厚いほどふわふわ感が増す)
次に「シャーリング」という作業です。
絨毯は使っているうちに、毛並みが不揃いになってきます。 一部の毛が浮き出てきたりするのですね。
不揃いになった毛並みを刈り取る作業です。
この作業は、作業員が目視しながら手作業でお客様の絨毯を一枚一枚最終確認も込めて
丁寧に行っております。
これでやっと絨毯のクリーニング作業は終わりました。
発送の準備
次は、発送の準備です。 絨毯をコンパクトに巻き取ります。
この発送の為の巻取りはサイズによりますが二人一組で行います。
巻取りもクリーニングにおいて重要な作業の一つとなります。
巻取りをしながら、実際に触れて問題はないか異物は混入していないか?
そしてこの巻取りをしっかり二人一組で行う事によって、配送時に型くずれを起こさない工夫をしております。
さらにヒモで結んで固定します。
筒状のビニールに入れて梱包。さらに紙に巻きます。
この紙は中に糸が編み込まれている特殊な紙で、すれたり引きずったりしてもなかなか破れません。
梱包を強化するときに使います。
絨毯(じゅうたん・カーペット・ラグ・マット)は種類や大きさによってビニールに入れたり紙で梱包されたりします。
こうして出荷を待ちます。