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冬場に増える衣類・バッグのカビ|原因と正しい対策、見つけたときの注意点

「カビ」と聞くと、梅雨時期のお悩みのように感じられるかもしれませんが、実は油断していると冬でもカビが繁殖してしまうことがあります。

目次

「梅雨じゃないのにカビる?」その理由はこれです

冬に起こりやすいカビの原因を具体的に解説します。

外との温度差で起こる“結露”

暖房の効いた室内の空気は、ある程度の水分が含まれている温かい状態です。
一方で、外気に近い壁面や床、北側の収納スペースは、室内に比べて温度が低くなります。
暖かく湿った空気が、冷えた壁や床に触れることで水分が水滴となって現れる現象、これが結露です。

結露が目立つ場所といえば窓のサッシですが、クローゼットの中などの空気が動かない場所にも発生します。
これを放置してしまうと衣類のカビの原因になります。

加湿器による湿度の偏り

冬場の乾燥対策として加湿器を使っている家庭は多いと思いますが、使い方や置き場所によっては、カビの原因になってしまうことがあります。

クローゼットや押し入れの近くに加湿器を置いている
収納扉を閉めたまま、部屋だけを加湿している
・就寝中など、長時間同じ状態で加湿を続けている

こうした状況では、収納内部の空気が入れ替わらないまま、湿った空気だけが周囲に溜まる状態になります。
結果として、衣類や寝具の表面だけでなく、重なった内側や接触面に湿気が集まり、カビが発生しやすくなります。

自宅でできるカビ対策|今日から意識したい3つのポイント

ここでは、日々の生活の中で実践しやすい、カビ対策の3つのポイントをご紹介します。

① 収納内の空気を「動かす」

カビ対策で最も重要なのは、湿気を溜め込まないことです。
押し入れやクローゼットは、扉を閉めたままだと空気がほとんど動かず、湿気がこもりやすくなります。
冬でも定期的に窓を開けて換気をして、週に1〜2回はクローゼットの扉を開けて空気を入れ替えるだけでもカビの予防になります。
「乾燥している季節だから大丈夫」と思わず、空気を動かす習慣をつけることは室内のカビ対策の基本になります。

② 詰め込みすぎず、壁との「隙間」をつくる

衣類や寝具をぎゅうぎゅうに詰め込むと、湿気が逃げ場を失いこもりやすくなります。
特に、壁や床に直接触れている部分は冷えやすく、結露が起こりやすいので、

・壁から数センチ離して収納する
・布団や衣類を詰め込みすぎない
・収納ケースの底面にも風が通る余地をつくる

など、空気の通り道を確保することがカビ防止につながります。

③ 除湿剤は「置けば終わり」にしない

除湿剤は便利ですが、置くだけで万全というわけではありません。
吸湿量には限界があり、満水・飽和状態になると除湿効果は期待できません。
除湿剤は補助的な役割と考え、通気や収納の工夫と組み合わせて使うことが大切です。

もしカビを見つけたら|自己判断せず早めにプロへ

衣類やバッグ類にカビを発見したら、なるべく早くデアにご相談ください。
カビを落とそうと市販の除菌スプレーやアルコールで拭き取ると、色落ちやロゴ剥がれを引き起こすリスクがあるので、専門のクリーニングに任せるのが安全です。


こちらは、保管中にカビが発生してしまったブランドバッグの事例です。
表面全体に白いカビ汚れが広がり、このままでは使える状態ではありませんでした。

デアでクリーニングとカビ除去、お直しを施した状態がこちらです。

写真のとおり、
・全体の白っぽさが解消
・ロゴ周辺の付着汚れも軽減
し、日常使いできる状態まで回復しました。

もし、同じような状況でお悩みでしたら、お気軽にご相談ください。

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