バブアー(Barbour)のオイルドジャケットは、独特の風合いと防水性が魅力の一着です。
しかし「クリーニングに出せるの?」「オイル抜きは必要?」「料金や納期は?」といった疑問や不安の声も多く聞かれます。実際にデアにも、バブアーやベルスタッフなどのオイルドコートに関するお問い合わせを全国から数多くいただいています。
一般的なクリーニング店では断られてしまうことが多いアイテムですが、デアでは専用の技術で対応可能です。
今回はオイル抜き・リプルーフ(再オイル加工)を含め、正しいクリーニング方法や料金・納期について詳しくご紹介します。
→オイルドコート・ジャケットのクリーニング&リプルーフを詳しく見る
バブアーのオイルドジャケットはクリーニング可能?

結論から言うと、バブアーのオイルドジャケットもクリーニングは可能です。
ただし、通常のドライクリーニングでは表面のオイルが抜けすぎてしまい、
・風合いが変わる
・生地が乾燥して硬くなる
・防水性が失われる
といったトラブルが起こる危険があります。
デアでは、ジャケットの状態に合わせて「オイル抜きを行う場合」「風合いを残す場合」と2種類の方法を使い分けています。
これにより、生地を守りながら汚れや臭いをしっかり落とすことが可能です。
オイル抜きとは?必要なケースと仕上がり
オイルドジャケットの「オイル抜き」とは、表面に定着しているオイルを取り除くクリーニング方法です。
強いにおいやベタつき、カビの発生などが気になる場合におすすめです。
オイル抜きが必要なケース
「着用時に手やインナーにオイルが移る」
「長年の使用でにおいが強くなってきた」
「カビ臭さやシミが気になる」
「ベタベタ感が苦手。さらりとしたコットンの風合いで着たい」
このような場合は、オイルを残さずしっかり落とすことで快適に着用できます。
オイル抜き後の仕上がり
オイルを抜いたあとの生地は、さらりとしたコットンジャケットのような質感に変わります。
「独特のしっとり感をなくしてカジュアルに着たい」という方にはぴったりです。
一方で、防水性や本来の風合いは失われるため、再びしっとり感を出したい場合には「リプルーフ(再オイル加工)」を組み合わせる必要があります。
リプルーフ(再オイル加工)で風合いを守る

オイルドジャケット独特のしっとり感や防水性を取り戻すには、クリーニング後のリプルーフ(再オイル加工)が欠かせません。
リプルーフの役割
・防水性を回復する
・生地をしなやかに保つ
・色合いや質感を整える
リプルーフを行うことで、見た目にもツヤが戻り、着心地も快適になります。
デアでのリプルーフ作業
デアでは、植物性と動物性を調合した特別なオイルを使用しています。石油系オイルに比べて匂いが少なく、肌や環境への負担も軽いのが特徴です。
また、職人が一点一点の状態を確認しながら、オイルの量を微調整。必要以上にベタつかないよう配慮しつつ、風合いを維持します。
【注意点】
色の濃淡までは調整が難しい場合があります
オイルの定着には時間がかかるため、納期はクリーニングのみより長くなります(約2〜3か月)
デアのオイルドジャケットクリーニング工程
デアでは、お品物の状態やご希望に合わせて「オイル抜きのみ」または「クリーニング+リプルーフ」の方法を選んでいただけます。ここでは代表的な流れをご紹介します。
1. クリーニング(オイル抜き or 軽めの洗浄)

専用の洗浄方法で、表面の汚れや古いオイルを落とします。
ベタつきや強いにおいが気になる場合はオイル抜きを行い、風合いを残したい場合はオイルを落としすぎないように調整します。
2. リプルーフ(再オイル加工)

オイルドコート独特の“しっとり感”を出すには、クリーニング後のリプルーフが欠かせません。
必要に応じて再オイル加工を行います。オイルドコート独自の風合いがよみがえり防水性も回復します。
3. 乾燥・仕上げ

リプルーフ後は自然乾燥でじっくり時間をかけ、オイルを生地になじませます。
その後、職人が心を込めて蒸気、手アイロン、ブラッシングで最終仕上げを行いしっかりと整えてお届けします。
料金と納期について
オイルドジャケットクリーニングの詳しい料金は料金表ページ をご確認ください。
納期はクリーニングのみで約3週間、リプルーフを行う場合は2〜3か月ほどかかります。