目次
ウェディングドレスのクリーニングについてご紹介します
入庫・検品
ウェディングドレスは、洗う前に、入念に検品されます。
前身頃、スカート部分、引き裾の裏側、ファスナーやビーズの状態、コサージュなどの付属品のチェックを細かく記録し、洗い場に伝えていきます。
洗い
ほとんどのウェディングドレスは、トレーン部分の引き裾の裏側が汚れており、ブラシを使って除去していきます。
長いトレーンのドレスの場合、除去するのにまれに1時間もかかることがあります。 汚れを落として、かつ素材の良さを落とさないのがポイントです。
染み抜き
ウェディングドレスは白いだけに、シミがついたら目だちます。ワインやウーロン茶、またドレスにかかった透明な飲料でも、 放っておくと、酸化、変色しますので、必ず除去しておく必要があります。
酸化、変色してしまったシミ、ひどい汚れには漂白作業を行います。
※通常の染み抜きで取れないものは別途料金となります。
乾燥
繊細な素材のウェディングドレスは、約50度の遠赤外線乾燥室でゆっくりと低温乾燥させます。
これがドレスのシルエットを崩さない乾燥方法です。
仕上げ
ウェディングドレスの美しいシルエットを復元する仕上げ・アイロン掛け作業です。
仕上げは広範囲になるため、二人がかりで作業します。
出庫・検査
もっとも汚れの多い裾部分の汚れが十分落ちているかどうかを、入庫検品の記録なども参照しながら、入念にチェックします。
汚れ除去が十分でない場合は、再処理されます。