デアをご利用いただくお客様の声や、お問い合わせの内容を伺うと、「他のクリーニング店ではそうなの??」と感じることがよくあります。
その中には、もちろん見習うべきこともあるのですが、逆にビックリしてしまうようなことも・・・。
今回のデアの通信簿では、クリーニング店の裏話を交えつつ、デアが受け取ったお客様の体験談などをご紹介します。
ケース1:リスク回避のためのクリーニングなのに・・・
みなさまのご自宅のお近くにあるクリーニング店の多くは、チェーン展開をしている有名なクリーニング店なのではないでしょうか?
そんな某有名クリーニング店に、シミ抜きのための衣類を預けたお客様のお話です。
お客様としては、自宅でのシミ抜きが不安だったり、自分で行うことに限界を感じてクリーニング店をご利用いただくことも多いかと思うのですが、このクリーニング店ではシミ抜き処理を試みることも行われなかったのだそうです。
クリーニングに持ち込んだけど断られてしまったという話もよく伺います。
なぜかというと、シミ抜きは程度によってはクリーニング店にとってもリスクになるから。
例えば、真っ白のパンツにこぼしてしまった赤ワインのシミがあるとします。
シミが取れたとしても真っ白の素敵なパンツが変色してしまったら大変なことになりますよね。
お店側のリスクヘッジだけでなく、お客様の大切な衣類をリスクにさらさないためという側面もあるのですが、せっかくクリーニングに出したのにシミが残った状態で戻ってきてしまっては何のためにお願いしたのかわかりません。
デアのシミ抜き対応は??
デアのクリーニングでも「確実に落とせます」とは言えません。時間が経ち過ぎたシミなどは薄くはできても完全には落とせないこともあります。
ただ、シミ抜きを試みずにドライクリーニング処理だけで終わらせるというようなことはせずに、生地やシミの性質によって落とす方法を検討します。
これは、デアの職人がお預かりした衣類を1点1点チェックして最適な方法を検討するからこそできる技です。
ケース2:他のご家庭の布団と一緒にクリーニングするの?
これもよくあるケースなのですが、一般的なクリーニング店に布団クリーニングを依頼すると、他のご家庭の布団と一緒にマシンで洗われてしまうことがあるようです。
クリーニング店でお預かりする布団は、そのほとんどがかなり汚れていたり、落としたいシミがある、汚れがついている状態です。
いくらマシンで洗って綺麗にするからといって、見知らぬご家庭のお布団と一緒に洗われてしまうのは気持ちの良いものではありませんね。
デアの布団クリーニングは?
デアの布団クリーニングは、まず職人がお預かりした布団を1点ずつチェックします。
汚れ、シミ、カビはもちろんですが、長く使われているお布団の場合、生地が傷んでいる部分もありますのでそういった部分に負担をかけないように細心の注意を払いながら洗っていくのです。
洗浄方法は、まず天然石鹸による手洗いを行います。布団の中綿まで無添加石けんの洗濯液を染み込ませながら丁寧に洗っていきます。これだけでも汗や黄ばみ、臭いの元の汚れなどもかなり落ちるんですよ。
すすぎ洗いも1点ずつ専用のマシンで行います。
ジェット水流方式のマシンに布団を1枚ずつかけることで、マシンの中央から噴出される大量の水がたっぷりと布団に通り、石けん液がキレイに洗い流されて布団の芯までスッキリと洗うことができます。
一般クリーニング店の場合、乾燥も機械で行うことが多いのですが(コインランドリーの乾燥機のような機械を想像してください)、高温でグルグルと回しながら乾燥させてしまうと中綿が偏ってしまう原因になります。温度設定によっては生地と中綿が傷んでしまうことも・・・。
デアではヒノキで作られた乾燥室に布団を干した状態で乾燥させます。
室内は素材に合わせた温度に設定してあるため、布団が傷むこともありません。
仕上げに、乾燥機を使って布団の隅々に熱風を吹き込みます。このひと手間をかけることで中綿がフワッフワにほぐれるので、洗う前と洗った後の布団は厚みが大きく変わるんですよ!
もちろんダニも死滅しますし、死骸やフンも除去できます。
ケース3:Tシャツもドライクリーニングなの?
この、本来は水洗い可能な衣類でもドライ処理でクリーニングすることが多いという対応は、私が直接耳にしたことです。
思わずデアの代表に「こんな話を聞いたんですけど、ホントなんですか?」と確認してしまったくらいビックリしたお話で、クリーニング店やコースの選び方のご参考になるかと思いますので、みなさまにも共有させていただきます。
Tシャツはどこのご家庭にもあるかと思いますが、家庭洗濯をする際は普通に洗濯機で洗いますよね。
1枚10,000円もするような高価なものや大切なTシャツは手洗いをするかもしれませんが、いずれも「水」で洗うと思います。
これがクリーニング店ではドライクリーニングで洗われることも多いのだそうです。
なぜかというと、水で洗ってしまうと型崩れが起こり仕上げが大変だからなのだそう。
Tシャツだけではなく仕上げにかかる時間や、素材や形の難易度によっても、本来は水洗いが可能な衣類だけどドライ処理にするという判断を行なっているお店も多いのだそうです。
ドライクリーニングはスーツやプリーツスカートなどの型崩れを防ぎたい時には向いている処理方法です。
ただ、いくら丁寧に扱いたいとはいえ、Tシャツに付着しやすい汚れを落とすことをメインに考えるとドライクリーニングよりもウェットクリーニングの方が適切な洗濯方法であることは素人の私でもわかります。
ニットなどの汗や皮脂汚れがつきにくい衣類ならわかりますが、Tシャツですら「型崩れを防ぐ>汚れの落ち具合」となってしまうなら、そんなクリーニングには出したくないなぁと感じてしまいました。
デアの一般衣類クリーニング方法は?
デアではTシャツを含む一般衣類も水洗いクリーニングを行います。
素材や形などによってはドライクリーニングが最適な場合もあり、そういったケースではドライ処理を行うことになりますが、ごく一般的な衣類ならおそらく他店と比較すると圧倒的に高い確率で水洗いによるクリーニングを行なっていると思います。
なぜデアが水洗いクリーニングを得意としているのかというと、これまでの経験、職人の知識と腕で、リスクをしっかりと把握しながら衣類に合わせた水洗いの方法を常に考えているからと言えます。
洗濯表示にドライマークがあっても、プロの目で見ると決して水洗いがダメではないと判断できることがあります。
デアでは、職人が1点ずつ目で確認して見極めてからクリーニングを行なっているため水洗いで洗うことができるのです。
ケース4:やっぱり便利!当日仕上げのクリーニング
デアのソファーカバークリーニングをご利用くださったお客様より、以下のような声をいただいています。
〜前略〜
結局一ヶ月くらいかかりましたが結果には大変満足しています。
またお願いしたいと思います。
集配もスムーズで料金も安く満足してます。
お疲れ様でした。
これからも頑張って色んなクリーニング請け負って下さい。
サービスには概ねご満足いただけていますが、納期の面でマイナス評価だと受け取りました。
みなさまのご近所でも「当日仕上げ」「朝出して夕方仕上げ」などのクリーニングサービスがあるのではないでしょうか?
デアは持ち込みでのクリーニングも受け付けていますが、基本的に宅配クリーニングになりますので当日仕上げは行なっていません。
当日仕上げを行わないのは配送の時間が必要なことに加え、衣類をまとめてマシンで洗浄・乾燥するのではなく、職人が無添加天然石けんで手洗いを中心に洗浄しているためなのですが、ワイシャツなどの毎日着替える衣類は当日仕上げができるとやはり助かりますよね。
当日仕上げを行う大規模なクリーニング屋さんは、スピードとコストカットのために、工場で大量にクリーニング処理を施します。
この方法は確かに早いし、当日仕上げも可能です。しかも、アイロン仕上げまで職人さんが行なってくれるので、ワイシャツもすぐに着用できるピシッとした状態で受け取ることができます。
ご自宅で洗濯して、干して、アイロンかけて・・・と家事に時間を割けない会社員さんには本当に便利なサービスだと思います。
しかし、汚れ落ちや精度は?と言われたら難しいところでしょう。そういう丁寧さを求めるクリーニングではないため、気になる襟袖の汚れが落ちていないこともあるかもしれません。
デアでは、ごく一般的なワイシャツをレギュラークリーニングで処理する場合でも、1点ずつ職人が確認して小ロットでの洗浄を行いますので、わずかなシミ、黒ずみ、カビなどもチェックしています。
他店ならシミ抜き代金が別途かかるような汚れでも、デアならレギュラークリーニングで落としています。
他店をご利用になる場合でも、ワイシャツは最もお安いコースでクリーニング依頼をする人が多いと思います。
納期は少々いただいておりますが、デアのレギュラーコースは他店のデラックスコースとお考えいただければ幸いです。品質はバッチリですよ!
まとめ
クリーニング店のエピソードや裏事情をご紹介しましたが、いかがでしたか?
デアの通信簿では、これからもレポートライターが公平かつ時には厳しい目線でデアのクリーニングにまつわるあれこれをご紹介していきます。
なお、クリーニング屋さんだからお伝えできるウロコの洗濯方法は「家庭でできる超洗濯術」でご紹介しています。
ご紹介している方法でお洗濯ができるようになると、「これも家で洗えるの?」と不安になることが少なくなりますよ。
ご家庭で洗えるものはどんどん洗濯して、縮み、傷みなどが心配なものは安心してデアにおまかせくださいね!