インスタグラムで限定クーポン配布中! インスタはこちら

デアのクリーニングと他店の違いとは?

クリーニング店は全国にたくさんあり、宅配クリーニングを行なっている業者さんも増えています。
そのような中で、お客様がデアを選んで下さっている理由として、デアのクリーニングが絨毯、布団、ぬいぐるみをはじめ、その多くが「天然石けんによる丸洗いだから」というところも大きいと思います。

デアの通信簿第1回となる今回は、この天然石けんによる丸洗いの良いところや他のクリーニング方法との違いを第三者の視点でご紹介します。

目次

デアのクリーニングは天然石けんによる水洗いが基本です

デアのクリーニングでは天然石けんによるウェットクリーニングを基本にしています。
デアをご利用いただいているお客様の中には、日頃のご家庭でのお洗濯も天然石けんで行なっているという方も多いのではないでしょうか。

合成洗剤は初めて洗濯をする人でも簡単に使えるようになっていますし価格も安定しているので、家庭での使いやすさは抜群ですよね。
この、コスパが良く簡単に利用できるという点は合成洗剤のとても大きなメリットです。

しかし、最近の合成洗剤はかなり成分が穏やかになり危険度も下がってきているものの、もともと自然界にない物質から作られていることから、肌が弱い人、アトピー体質の人、小さなお子さん、肌のバリア機能が弱ってきているご年配の方など、どうしても合わないという人もいます。
こういった方々が一般的なクリーニングを利用してしまうと、肌に合わない洗浄剤で洗った衣類を着ることになり肌トラブルになることも考えられます。

では、クリーニング業界ではどうかというと、非常に多くのクリーニング業者が合成洗剤による洗浄を行なっているのが現状です。
この他店の大半は合成洗剤で、デアは天然石けんでクリーニングをしているという所は、デアの大きな特徴と言えます。

クリーニング業者として「排水」にも目を向けなければいけません

排水にも目を向けています
クリーニング工場からは毎日たくさんの排水が流れます。
一般的なクリーニング店からは合成洗剤からの排水が流れるわけですが、合成洗剤からの排水と聞くとなんだかとてもよくないもののように思えませんか?
実は現在はそこまで悪いものでもないんですよ。

以前は分解性の低い成分が使われていたこともあって、合成洗剤からの排水が河川を汚染する、排水となっても発泡し続けるなどの問題が確かにありました。

しかし、洗剤メーカーも何も手を施していないわけではありません。こういった経緯があったことで、近年は合成界面活性剤も分解性の良いものが増えているんです。
SDGsの取り組みから、これからもより良い洗剤が増えることになると思います。

天然石けんの排水は微生物の食用になる!

天然石けんの排水はどうかというと、石けんはもともと牛脂、パーム油、米ぬか油などの天然油脂にアルカリ(苛性ソーダ・苛性カリ)を反応させることで作られています。
石けん排水は河川に流れると、まず水と二酸化炭素に生分解されることになります。石けんカスはどうしても少量残ってしまうのですが、下水処理の際に微生物のエサとなり分解されます。
石けんは、生分解性が高く環境にもとても優しい成分なのです。

合成洗剤の使用を一切やめて天然石けんに移行したあるクリーニング店では、「合成洗剤を使用していたときの工場の下水の異臭が消えた」という例もあるほどです。

水洗いできるものは積極的にウェットクリーニングをしています

ドライクリーニング
衣類をクリーニング店に持っていくと「これはドライクリーニングになります」と言われたことがある人も多いと思います。

ドライクリーニングにはどんなイメージがありますか?
「汚れ落ちが良くてキレイになりそう」とか「高級」という感じでしょうか?

ドライクリーニングは1820年ごろにフランスで開発された処理方法なので、200年以上も世界中で親しまれていることになります。

しかし、現在のドライクリーニング事情をちょっとだけご紹介すると、世界規模でドライクリーニングをやめてウェットクリーニングをしようという動きがあるんです。

ドライクリーニングでは落ちない汚れもある

ドライクリーニングでは専用の特殊な溶剤を使って衣類を洗浄します。
特殊な溶剤は油を原料にして作られているので、水で洗うと縮んだり型崩れしてしまうような衣類もドライクリーニングなら処理ができるのです。

しかし、問題もあります。

まず、ドライクリーニングでは水溶性の汚れはほとんど落ちません。
例えば汗です。
汗をいっぱいかいた衣類をクリーニングに持っていっても、期待しているほど汚れは落ちないことは実はあまり知られていません。
汗は水溶性の汚れなので、油が主原料のドライクリーニング溶剤では落としきれないのです。汗が衣類に残ってしまうと汗臭も落ちません。

ドライクリーニングをうまく使いこなしているクリーニング店もあるんですよ。
まずはドライクリーニングで油性の汚れ(皮脂など)を取り除いて、その後に水溶性の汚れを落とすために水洗いをするという手間をかけているとても腕の良いクリーニング店もあります。

ドライクリーニングと深刻な環境問題

ウェットクリーニングでも排水が出ますが、ドライクリーニングではドライ溶剤の処理が必要になります。
ただし、油由来の特殊な溶剤になるので、排水のようにそのまま流すことは絶対にできません。

使用済みのドライ溶剤は、ろ過して汚れを取り除いた状態で再利用することになります。
何度か利用して一定の状態になったところで、専門業者に回収を依頼して新しいドライ溶剤を用意するのです。

ドライクリーニングの仕組み
出展:東京都クリーニング生活衛生同業組合「ドライクリーニングにおける品質管理の重要性を知る

もちろん、とても多くのクリーニング店が高いプロ意識を持って衣類をお預かりしています。
しかし、ドライ溶剤の管理はお店単位で行うことから、本来はフィルター交換の時期なのにメンテナンスを後回しにしていたり、コストカットのためにドライ溶剤の交換頻度を下げているようなお店も実際にあります。

ドライクリーニングで処理した衣類が「なんとなく臭い」「油のような臭いがする」という経験がある人は、ドライ溶剤のメンテナンスが甘いお店を利用してしまったのかもしれませんね。
ご近所に手間とコストを惜しまずにドライクリーニングを施してくれるお店に心当たりがなければ、ぜひデアの宅配クリーニングもご検討くださいね。
→ご注文の流れ

ドライ機の設置台数は減少傾向にあります

ドライクリーニングの説明が長くなってしまいましたが、現在は世界的にもドライクリーニングの取り扱いを減らす動きがあり、ドライ溶剤の取り扱いの厳しい制限が行われています。
やはり油由来の溶剤のため、土壌汚染、大気汚染、地下水の汚染などの環境問題にも影響が懸念されるのです。

環境に優しいドライ溶剤も開発されているのですが、日本でもドライクリーニング設備の設置台数は減少傾向にあります。

ドライクリーニング溶剤には種類があるのですが、その中でも最も汚れ落ち効果が高いのがテトラクロロエチレンになります。

▼テトラクロロエチレン溶剤使用機設置台数は?

平成22年度 3,317台
平成24年度 2,882台
平成26年度 2,491台
平成28年度 2,106台
平成30年度 1,852台
令和2年度 1,579台

続いて、処理能力が穏やかで、おしゃれ着やデリケートな衣類に利用できるドライ溶剤が「石油系溶剤」になります。
2016年11月まで使われていた旧洗濯マークに「ドライ&セキユ系」とありましたが、この洗濯表示がある衣類は石油系溶剤でクリーニングしてくださいねという意味がありました。

▼石油系溶剤使用機設置台数は?

平成22年度 29,976台
平成24年度 28,140台
平成26年度 25,850台
平成28年度 23,417台
平成30年度 21,872台
令和2年度 19,424台

<参考>厚生労働省「ドライクリーニングにおける溶剤の使用管理状況等に関する調査」(PDF)

デアの基本は天然石けんによるウェットクリーニングです

デアでもどうしても、絶対に、必ずドライクリーニングが必要となる衣類はドライクリーニングを施しますが、水洗いの方法は品物に合わせて限りなくあると考えていて、まずは水洗いの方法を検討しています。

オイルドコート、ファー、レザーなども1点ずつ手洗いをすれば水洗いが可能で、デアでは実際にお預かりした衣類も布団も絨毯も、職人が1点ずつ手洗いで洗浄を行なっています。
多くのクリーニング店でドライクリーニング処理しかできないと言われたり、クリーニングを断られてしまうのは、「1店ずつ手洗いをする」という手間をかけられないからだと考えられます。

デアのクリーニングの基本は、「天然石けんを使った手洗いによる水洗い」が原則で、他店で断られてしまったような難洗衣類や、ステージ衣装などのクリーニングも得意としています。

この他店ではドライクリーニングとなる衣類も、デアならウェットクリーニングでスッキリ洗える!という点もデアのとても大きな特徴です。

目次