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絨毯・ラグ・カーペット類の見分け方

目次

絨毯の種類とサイズでクリーニング料金が決まります

クリーニングのデアでは、絨毯の種類とサイズによって料金を決定いたします。
お手持ちの絨毯種類がわからない場合は、下記の分類一覧をご参照くださいませ。

・クリーニングにお出しいただく前の料金は、お客様ご自身にてご確認をいただいております。
・房のあるお品物は、房もサイズに含まれます。
・不定形のお品物(円形・楕円・カットされた物等)は、お品物がすっぽりと収まる定型(四角形)換算でサイズを計測します。
・当店からの料金のご案内につきましては、現品をお送りいただき、工場で現品拝見後にご案内いたします。
・分類一覧をご覧いただきましても種類がわからない場合は、工場にて現品を拝見させていただく必要がございます。
 まずはご注文後、お品物をお送りいただき、工場にて種類を特定してご案内いたします。

平織り

平織りは、経糸(たていと)と緯糸(よこいと)を組み合わせて織ったカーペットで、毛足(パイル)のない平べったいカーペットです。

平織りは、とてもシンプルな織物で裏と表が同じ模様。薄くて簡単にたためます。

平織りカーペットには、三笠織り(みかさおり)、菊水織り(きくすいおり)、緋毛氈(ひもうせん)などの種類があり、高級な織物もあります。 同じ平織りでも、遊牧民が作った手織り絨毯キリムも平織りです。キリムは、「手織り高級絨毯・ウール」に分類されます。民族的な模様が特徴です。

タフテッド(フェルト・麻張り)

毛足がなく、薄く、たためて、裏側にグレーのフェルトが貼られているカーペット。

表は無地なものが多く、裏地はグレーのフェルト生地が貼られています。「タフテッド」の分類は、生地が薄いものに限られます。毛足(パイル)が長いものは「シャギーB」に分類されます。

裏がグレーのフェルト生地です。表地の毛足(パイル)があるものは、タフテッドシャギーと呼ばれ、「シャギーB」に分類されることがあります。

房(フリンジ)付きタフテッド。房は高級感を出すために後付けされています。カーペットの裏側は、表側から汚れが染み込んだり、床の汚れがついたりしますので、裏側も丁寧に洗浄されます。一般のカーペットクリーニングでは、裏側まではクリーニングしないことが多いのですが、裏側もキレイになります。

レーヨンカーペット

ウイルトンと同じように裏に表の模様が透けていますが、ウイルトンより薄くてたためます。昔から人工絹糸と呼ばれていたように、シルクにとても似ています。

「レーヨン」はレーヨン素材のカーペットです。ウイルトンと同じく機械織りで作られたカーペットです。シルク以上にツヤ、光沢があるのでペルシャ絨毯などの手織りのシルクと間違うことがあります。その見分け方は、裏を見ればわかります。下の手織り(シルク)の画像と比べれば、「手織り絨毯」は裏の模様がはっきりしています。

これは高級な手織り手織り(ペルシャシルク)絨毯。裏の模様が表とほぼ同じです。レーヨンとは違って「手織り絨毯」は裏の模様がはっきりしています。また房(フリンジ)が付いています。

レーヨンは折りたたみが出来るほど薄い機械織りカーペットです。裏のタグに「レーヨン」と書かれています。また購入価格でご判断ください。手織りは2畳程度でも10万円以下のものはありません。

ウィルトンA(化学繊維)

手織りじゅうたんの風合いを機械織りで再現したカーペット。ベルギーやトルコで多く生産されています。

ウイルトンカーペットは裏側が固く、表側の柄が透けている感じです。ペルシャ・オリエントの手織りじゅうたんとの違いは、手織りは、表と裏がほぼ同じ模様。また房(フリンジ)がついており、ウイルトンは付いていない。豪華に見せるために後づけで房がつけれられているものもあるのでご注意。

ウイルトンAとBの違いは、ポリエステル・アクリル・ポリプロピレンなどの化学繊維のものが「ウイルトンA」。ウールが「ウイルトンB」です。
裏の表示タグでもご確認出来ます。

ウィルトンB(ウール)

手織りじゅうたんの風合いを機械織りで再現したカーペット。ベルギーやトルコで多く生産されています。

ウイルトンカーペットは折り曲げられますが、裏が硬いので、たためないぐらいの硬さ、厚みがあります。ウールのウイルトンは、化学繊維と違い、水をよく吸うのでずっしりと重みがあります。クリーニング工程ではじゅうたんを裏返して裏も洗浄します。

これはウールのウイルトンカーペットですから、分類はウイルトンBになります。
クリーニング後、キレイに巻取り、筒状のビニール袋に梱包されて発送されます。
ウールは裏についているタグにウールマークなど表示があります。

アキスミンスターと呼ばれるウイルトンカーペットがあり、デザインも織り方もキメが細かく繊細なもので、機械織りカーペットでは最高級なお品物です。

シャギーA

「シャギー」は、もじゃもじゃ、毛深いと言う意味のごとく、パイルの糸が太めで、毛足の長さを含めて、厚さ2.5センチ以上のカーペット・ラグ。
「アクセントラグ」や「センターラグ」と呼ぶものが多いです。

カーペットクリーニングで注文の多いのがこの「シャギー」です。毛足(パイル)が比較的に短く刈り取られている感じで、かつ厚さが2センチ以上のカーペットがシャギーです。化学繊維のものが「シャギーA」。ウールが「シャギーB」となります。

【劣化した接着剤のカス】
かための裏地が接着剤で貼りつけられています。この接着剤は2~3年で劣化して、はがれて粉状になってきます。
これがカーペットの中に潜んであり、洗うことで出てくることがありゴミのように思えることがありますが、ゴミではなく接着剤のカスです。

シャギーB

「シャギー」は、もじゃもじゃ、毛深いと言う意味のごとく、パイルの糸が太めで、毛足の長さを含めて、厚さ2.5センチ以上のカーペット・ラグ。
「アクセントラグ」や「センターラグ」と呼ぶものが多いです。

「シャギーB」の見分け方のポイントは2つ。1つは化学繊維でもウールどちらでも、毛糸のような太い糸状でもじゃもじゃしているものは「シャギーB」です。2つ目は、シャギーAの形状でもウールなら「シャギーB」に分類されます。

【タフテッドシャギー】
次に「タフテッドシャギー」を紹介します。裏にフェルトが貼られていますが、表はやや毛足が長い。タフテッドシャギーと呼ばれているものです。この程度の毛足の長さのものは「タフテッド」の分類となりますが・・

糸状のパイルが長くなると、シャギーBに分類されます。
クリーニングの方法が一般のシャギーBと同じになるからです。

画像のカーペットのように、裏にフェルトが貼られている「タフテッド」であっても、表側はシャギーBそのものなので、「シャギーB」に分類されます。


こちらも、毛足がもじゃもじゃしていて、「シャギーB」です
 

フック段通

手織り段通(絨毯)とほとんど変わらない風合いですが、手織りではなく1本針の電動フックガンを使って一針一針打ちつけて作られた絨毯です。

フック段通は、手織り絨毯と風合いが同じなので、ペルシャ絨毯や中国段通と見間違ってしまいます。手織りじゅうたんとの見分け方は、手織り絨毯は表の模様と裏がほぼ同じですが、フック段通の裏は白いコットンで裏張りされています。房(フリンジ)も後づけされたように、結ばれています。

織り段通・中国段通

段通とは手織り絨毯のことで、同じ手織りでも、中国で作られた絨毯とペルシャ絨毯を区別するために、中国段通と呼ばれています。大きな花柄が特徴。手織りはすべて房が付いています。

【中国段通ウール】中国段通は、かつてフランスからの注文で作られていたので、フランス人好みの花柄が定着しました。ペルシャ絨毯とはひと味違ったキメの細かい手織りに定評があります。

また、パイルを絵柄に沿って削りをいれ、立体感があるのも特徴です。

最近では花柄だけでなく、中国の伝統的なデザインやモダンな柄も登場しています。中国段通のウールの特徴は、ペルシャや他のオリエント絨毯と違って、厚みがあってずっしりと重量感がありことです。

【中国段通シルク】中国段通のシルクは、ウールのものと違って薄くなります。ペルシャ絨毯と同じように、シルク独特の光沢があります。

毛並みを撫ぜるとその部分が深い色になって見えるのがシルクの特徴です。シルク絨毯の房は細く、触ってみるとよられた糸のような感触です。中国段通のウールとシルクの違いと見分け方は、ウールは厚くてどっしりと重い。シルクはペルシャ絨毯シルクのように薄い。そして房(フリンジ)が、ウールはヒモのように太い。シルクは糸のように細い。見れば歴然です。
 

手織り高級絨毯(ウール)

「手織り高級絨毯。特にイランで織られる高級なペルシア絨毯が有名です。トルコ、パキスタンやアフガニスタン、コーカサス地方、インドで生産される絨毯もあります。
シルクロードの遊牧民の暮らしの中から生まれたギャッベやキリムも含まれます。

【ギャッベ】ウール素材。「羊・ヤギ」などの動物文様や樹木、太陽などをモチーフに素朴なデザインが多くあります。似たものでキリムがありますが、キリムは平織りパイル(毛足)がなく平らです。

【ギャッベ】草木染めの羊毛(ウール)で、中国段通やペルシャ絨毯と同じく手で織られています。柄が民族的なカラフルなデザインである、目が少し粗い。ギャッベはすぐ見分けられます。

【キリム】キリムとは、トルコ・アナトリア高原から中央アジアの広い地域に住んでいるチュルク族や遊牧民たちが織る、ウールの平織りです。「平織り」なので、表裏の模様が同じ。素材は羊毛(ウール)で、ふんわりとしたギャッベに比べて、平べったく少し硬い感じがします。
ギャッベとキリムの一番大きな違いは、ギャッベには毛足が有り、キリムには毛足が無い所です。ギャッベと同じく草木染めで、カラフルな柄ですが、キリムは幾何学模様が多いようです。

【ペルシャ】裏地と表地の模様がほぼ同じで、織り目が細かいペルシャ絨毯。
絨毯の端の反り返りや丸まりを防ぐための革製のベルトが付いているものもあります。

【手織り絨毯とウイルトンカーペットの違い】ウイルトンカーペットに、ペルシャ絨毯とそっくりなものがあります。ウイルトンカーペットは、ペルシャ絨毯の風合いを出すために、似せて織られた機械織りカーペットです。見分け方は裏を見ればわかります。ウイルトンは表の柄が透けている感じですが、ペルシャ絨毯の裏の柄はくっきりとしています。ウイルトンは房が付いていないものが多く、ペルシャは必ず房がついています。

手織り高級絨毯(シルク)

最高級絨毯はなんといってもペルシャシルクです。ペルシャウールよりも薄く、キメが細かく、シルク独特の光沢があります。

最高級絨毯はなんといってもペルシャシルクです。ペルシャウールよりも薄く、キメが細かく、シルク独特の光沢があります。

イランのクム、ナイン、タブリーズ産などのペルシャシルクの絨毯には、菱型の枠の中に工房の名前がペルシャ語で入っています。有名工房のペルシャ絨毯は、別途料金(お見積り)になることがあります。

ウールとシルクの違いは、シルクのパイルは薄い、そして光沢があるなどですが、房(フリンジ)でもわかります。ウールの房はヒモのように太い。シルクは糸のように細い。見て触れば歴然です。

その他の絨毯

下記のお品物につきましての特徴や料金は料金表をご覧ください。
・ホット(電気)カーペット パイル無し
・ホット(電気)カーペット パイルあり
・ホット(電気)カーペット カバー
・ムートンラグ・カーペット
・ムートン・ハラコ等 獣毛
・オリエントクラス(中国段通 シルク120段以上、中国段通 ウール120段以上 )
・Sクラス(カシミールシルク、トルコヘレケシルク、有名工房ペルシャカーペット)

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