クリーニングのデアでは、お客様の大切なぬいぐるみを大切にクリーニングしています。
生地や体にやさしい石けんを使用して一つ一つ手洗いをし、汚れだけでなくにおいも除去。ふわふわで思わず頬ずりがしたくなるような仕上がりになります。
一点一点細かく検品
お客様のぬいぐるみがクリーニング工場へ到着したら、洗う前に一点一点細かく検品します。
こちらのスノーマンのぬいぐるみは、長く使っていたことで真っ白だった姿がすっかり黄ばんでしまっています。
クリーニングにより汚れやシミは改善が見込める場合が多いですが、黄ばんでしまった生地はおそらく元には戻らないでしょう。日光が当たりにくいマフラーの下と見比べると違いが一目瞭然ですが、黄ばみは長くそばにいた証拠です。とはいっても、黄色いスノーマンでは衛生面が気になるところですよね。
スノーマンをひっくり返してみると、背中の縫い目が緩んで弱っていました。
このような場合は、洗っているときにほつれる可能性があるという事をお客様へお伝えしご了解をいただいてから作業を進めます。経年劣化や生地の弱りが見受けられるぬいぐるみは、特に慎重に丁寧に優しく洗います。
クリーニングのデアでは、万が一ほつれや破れが発生した場合に修理も承っているので安心です。
天然石けんとEM菌でクリーニング
大量の水をかけてぬいぐるみの中までなじませます。水はクリーニングに最もよい水を独自に作って使用しています。軟水のマイナスイオン水です。軟水は石けんが溶けやすく、またマイナスイオン水は石けんがなくてもプラスイオンの汚れを引き寄せて除去する効果が大変高いのです。 汚れが多いときはEM天然石けん液につけ込んだりします。今回はそこまで必要ではないので、前、後ろ、横から大量の水をかけます。
軟水で石けん液を作ります。合成洗剤は使いません。天然石けんですから安全、安心。赤ちゃんがぬいぐるみをなめても大丈夫。さらにこの石けんは合成洗剤と較べても洗浄力が高いのです。マイナスイオン軟水と石けんの組み合わせは、ぬいぐるみに負荷をかけないで汚れを取るというぬいぐるみクリーニングに最も適した方法です。
手洗いブラッシング
手洗いで頭のうしろから洗っていきます。使っているのは布製のブラシ。やわらかいので生地を傷めませんが、繊維が細かいので汚れが良く落ちます。
前後左右すみずみまでブラッシングしていきます。
最後にもう一度石けん液をかけてブラッシング。これでぬいぐるみクリーニングの半分は終了です。
石けん液をぬいぐるみの奥にまで石けん液を浸透させるまで置かれます。これはぬいぐるみの中綿まで石けんが浸透し、芯まで汚れを除去する目的です。
ゆすぎ 1段階目
しばらく石けんを浸透させたぬいぐるみを大量のお湯でゆすいでいきます。
やさしく布で包み脱水機に入れる準備をします。
ゆすぎ 2段階目
これは単なる脱水機ではありません。ゆすぎをかねた脱水機です。
仕組みはこうです。上部のふたの部分から大量の水を吹き出します。それが遠心力によってぬいぐるみの中綿を通って外にはき出されていきます。これがデアのぬいぐるみが中綿まできれいになる原理です。 ぬいぐるみクリーニングのデアの重要なところです。
自然乾燥
ぬいぐるみは室内自然乾燥します。高い温度で乾燥すると縮んだり、型くずれを起こす原因となります。 大きいものでは3週間かけて乾燥することもあります。
ぬいぐるみが湿ったままで完全に乾燥ができていないとカビの原因ともなります。乾いたかどうかを確認する方法は至って簡単です。ぬいぐるみをビニールの中に入れ、しばらく放置します。乾いていなければ、ビニールが汗をかいてきて曇ります。このぬいぐるみたちは乾燥OKのようです。 家庭でもこのやり方は参考になりますから、ぜひやってみてください。
スノーマン君のぬいぐるみクリーニングが完成しました。
オプション「防ダニ加工」もおすすめです。
クリーニングをした大好きなぬいぐるみが、ダニの格好のすみかに・・・?
ぬいぐるみはホコリが付きやすく、ダニが繁殖しやすいんです。大切なぬいぐるみ、なるべくきれいにいてほしいですよね。安全性、耐久性を考慮した防ダニ加工(増殖抑制)です。
ハウスダストに敏感な方や小さな子供やペットに対する安全を考え、ダニを殺すような強い薬剤は使っておりません。ダニが嫌がって近づかない加工です。 防ダニ製品加工協議会が安全性を厳しく審査した上で、行っている防ダニ繊維製品と同じものです。
防ダニ加工を施したぬいぐるみは、最初は約95%のダニが、12ヶ月後でも約80%のダニが近づかないことがわかりました。
オプションご希望の際はご注文時に「防ダニ加工希望」とご記入をお願いします。