2018/9/26放送 クリーニングのデアのぬいぐるみクリーニングが日本テレビ系列「ヒルナンデス!」で紹介されました。
クリーニングのデアのぬいぐるみクリーニングが2018年9月26日、日本テレビ系列「ヒルナンデス!」で紹介されました。
目次
クリーニングのデア
クリーニングのデアのぬいぐるみクリーニング
埼玉県さいたま市にあるクリーニングのデアは、全国からぬいぐるみ修理の依頼が殺到しており、毎月およそ150体のぬいぐるみが届きます。
ぬいぐるみクリーニング・修理の例
甲羅のボリュームがなくなった亀を復活させたり、首が曲がってしまったデイジーダックもまっすぐに。
鼻や手足の先が取れてしまったクマのぬいぐるみもきれいに復活。
なんのぬいぐるみかわからないほどボロボロだった子もきれいな羊によみがえらせました。
今回はうさぎのぬいぐるみを修理
今回ご依頼いただいたのは、ご依頼主様が30年前、誕生日にお父様に買ってもらったという大切なうさぎのぬいぐるみ。
年季が入っており、ところどころ黒ずんでいたり、鼻はボロボロ、目の上の毛も抜け落ち背中は破れ綿が飛び出しそうな状態です。
耳も以前は立っていて、全体的にふっくらしていましたが、今では支えていないと倒れてしまうくらいやせ細ってしまってます。
ぬいぐるみのクリーニング
お客様から預かった大切なぬいぐるみは、まず最初に水洗いをして汚れを落とします。
使うのは40度のお湯。生地を傷めないように優しく丁寧に流します。
柔らかく細かいブラシでまんべんなく洗っていきます。肌触りや感触まで元通りにするため、職人の繊細な作業を重ねていきます。デアのぬいぐるみクリーニングでは洗剤にもこだわっており、赤ちゃんが口に入れても安心な100%天然石鹸を使用しています。
ただ闇雲にきれいにするわけではなく、安心・安全を前提に細かい気配りを欠かしません。毛や生地を傷めないよう乾燥機ではなく、丸二日間自然乾燥します。
黒ずんでいたうさぎもスッキリきれいになりました。
ぬいぐるみのお直し
中綿の取り出し・耳のお直し
ぬいぐるみの修理を担当するのはベテランの職人の方々。
手術のようにも見えるこの作業、背中から中綿をすべて取り出すと、これだけの綿が入っていました。
ここからは中綿の詰めなおしです。
形はもちろん30年前の抱き心地まで再現していきます。垂れてしまった耳は、中に入っているワイヤーが折れてしまっていたので、新しいものに交換。
これはよく帽子のブリム(つば)の部分に使われるものを使用。
色あせてしまっていた耳のピンク部分は、ピンク色のファー素材を手配。ふわふわのファーで耳を直していきます。
剥げてしまった目の周りのお直し
抜け落ちてしまった目の周りの部分は、毛糸を使って植毛をします。
似た色の毛糸とはいえ、そのまま縫い付けると微妙な違いが出てしまうので、濃淡に合わせるため、毛糸をミックスしていきます。
わずかに色の違う三種類の毛糸を混ぜて忠実に色を再現します。まとまって一つのものになりました。
これを剥げている部分に埋め込みます。
何列も毛糸を縫い、抜け落ちている部分に植毛していきます。
縫い終わった毛の長さを整えれば植毛完了です。
見事、職人の手によってよみがえりました。
鼻のお直し・綿詰め
ボロボロだった鼻は裏側の素材から元の色を推測して、新品のころと近いものに付け替えました。
中綿もただ詰めるだけでなく、表面がボコボコしないようにします。
なるべく丸みを出したいので、最初は板状の薄い綿を表面に詰めていきます。
表面を丈夫な綿で形作ってから中心部へ詰めていくことにより、きれいに詰めることができます。
最後に背中を縫い合わせれば完成です。
ご依頼主様のもとへ
ご依頼者様「小さいころに本当に欲しくて買ってもらって、その時の気持ちに戻りました。」
ご依頼者のお父様「30年前に帰りましたね。」
ご依頼者様「お帰りって感じです。」
ヒルナンデス!「宝物お直しセンター」取材後記はこちら