EM菌の力でカビ臭を消臭~梅雨時期を快適に過ごす方法

budou清々しい五月晴れが快い季節となりましたが、皆さまいかがお過ごしでしょうか。
ゴールデンウィークも過ぎると、次にやってくるのがじめじめとした梅雨の季節です。
梅雨の季節というのは農作物にとってはなくてはならないとても大切な季節ですが、布団や洋服、バックにとっては湿気、そして人間にとっては雨で生じる気圧の変化によってとても厳しい季節となります。

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湿気が高い日本の気候とは

GUCCIバッグカビ梅雨の季節に最も気になることは、身の回りのものをじめじめさせる湿気ですよね。
日本の梅雨の時期は、雨が続くと湿度が毎日80%を超えるようになります。
しかし、Hermès(エルメス)やLouis Vuitton(ルイ・ヴィトン)、CHANEL(シャネル)やGUCCI(グッチ)などのハイブランドはほとんどがヨーロッパブランドです。
ヨーロッパは一年を通して湿気が低いため商品に湿気対策がされていないのですが、日本でこれらのヨーロッパブランドバックを使用していると、高い湿度によりカビが発生することが多いものです。
デアでは、たくさんのカビが生えたバブアーのビデイルや、バック、革ジャンパーなどをクリーニングしてきました。
梅雨に入る前の今の時期でも、カビが発生してしまった衣類やバッグなど、続々とクリーニングのご注文を頂いております。
日本は高温多湿のため、梅雨の季節以外でも保管環境によりカビが発生してしまうんですね。

消臭に一番有効な方法とは

では、実際にカビを発生させてしまった時にどうしたらよいのでしょうか。
カビを除去することも必要ですが、カビの根カビ臭を消したいと思う方は多くいらっしゃいますよね。
「カビの臭いを消したいんんですけど」「酷い臭いをどうにかして欲しいです」など臭いに関するお問合せをよく頂きます。
カビ臭の場合、カビの根がどこまで浸透しているのか、お品物によって違うため一概には言えないところではありますが、一般的に水洗いをすることが一番効果が高いと言えます。
なぜ水洗いが一番効果的なのでしょうか?
皆さんにも分かりやすいように、馴染みのある「汗」の臭いで考えてみましょう。
汗自体に臭いがありませんが、そこから発生する雑菌により臭いが発生するということは、CMなどを通して皆さんご存知のことと思います。EM菌
カビも汗と同じで、カビ自体に元々臭いはありません。
つまり、雑菌が繁殖するような汚れ自体を取ることが大切だということがお分かりになると思います。
この汚れを取るのに一番有効なのが、ウェットクリーニングになりデアで推奨しているクリーニング方法になります。
デアでは、臭いが一番気になる一般衣類・ブランドダウンで「EM消臭加工」という追加オプションをご用意しております。

EMとは、別名「有用微生物群」。光合成細菌・乳酸菌・酵母を中心とした様々な抗酸化物質を産生する微生物の複合体である。EMは誰でも簡単に増やすことができるため、増やした液を農業や環境浄化のみならず、生活のあらゆる場面(掃除、洗濯、トイレ、お風呂等)で使用することにより居住環境や衣服も抗酸化的になり、病気にならない場を作ることができる。

引用-有用微生物群(Wikipedia)

臭いは個人差もありますので完全に臭いを消すということは難しいですが、EM菌と呼ばれる、いわゆる善玉菌の力を使った消臭方法もオプションでご用意していますので、ぜひ検討してみて下さい。

カビが生えてしまった時のお手入れ方法とは

ブラシクリーニングに出して、プロにお任せするのが一番の方法です。
でも、「忙しくてすぐにクリーニングに出せない!」「明日着たい!」などいろいろな事情がありますよね。
そんな時に役立つのが、カビが生えないようにする自宅でのお手入れ方法の知識です。
簡単なカビ予防方法をご紹介します。

1. クリーニングから返ってきた時、ビニール袋から出す。
2. クローゼットの中は、適度な空間を空ける。
3. クローゼットの中に湿気をためこまないよう換気する。
4. クローゼットに湿気取り剤を入れ、定期的に効果が持続するよう確認する。
5. 白っぽいカビが生えてしまったら、ブラッシングして落とす。(歯ブラシでも可)

黒カビのカーテンをクリーニング

カビの種類は、白カビ、青カビ、黒カビ、麹カビなどさまざまな種類のものがあります。
実はカビの種類によって、落とし方が違います。
白カビは発生してすぐならブラッシングで落とすことが可能ですが、黒カビはそうはいきません。
黒カビは、浴室、壁の角、カーテンなど家の結露の多いところや湿気のたまりやすい場所によく発生するので、特に梅雨の時期には気を付けなければなりません。

デアでは、黒カビの発生したカーテンを多く取り扱ってきました。

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ビフォー
カーテンbefore
アフター
カーテンafter

黒カビは塩素系カビ取り剤が一番よく落ちます。
しかし、柄ものだと柄が落ちてしまうため使えません。
素材や状態にあわせてプロの技で落とすのが、デアのカーテンクリーニングです。
薄いカビ程度でしたらご自宅でも落とせるかもしれませんが、そうでなければ実績と経験のあるデアにお任せ下さい。
カーテンの黒カビをそのままにしておくと、喘息やアレルギーの原因になると言われています。
じめじめした季節も、臭いやカビを気にせず気持ちよく過ごしたいものですね。

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