いつもご覧いただきましてありがとうございます。
本日のデアの通信簿では激しく踊るダンスの衣装「ダンスドレス」のクリーニングについてご紹介いたします。
ダンスドレスをお持ちのお客様はあまりいらっしゃらないかもしれませんが、だからこそいざクリーニングに出そうと思った時に「信頼してお願いできるクリーニング店が見つからない・・・」と困ってしまう方も多いのです。
ダンスドレスお洗濯の失敗例もご紹介していますので、ぜひご覧になってみてくださいね。
【お客様の声】今後ともよろしくお願いいたします
お世話になっております。
ドレス受領いたしました。ありがとうございます。
今後ともどうぞよろしくお願い申し上げます。
(東京都 三鷹市 N.Y様)
デアのコメント
N様がご依頼くださったドレスは、華やかだけどとてもエレガントで、お写真で見てもストーンがキラキラと輝いているのがわかる素敵なラテンドレスです。
クリーニングにご満足いただけて、スタッフ一同本当に嬉しく感じております。
ステージ衣装のクリーニング事例
こちらはステージ衣装のジャケットになります。
生地本体にはエンボス加工が施してあり、ビーズ、刺繍、レースなどの装飾が美しいお品物です。
このような衣装は手洗いでクリーニングすることになるのですが、一般のクリーニング店はひとつのお品物だけに職人の時間を割くことは難しいため、そもそも引き受けてもらえないことも多いんですよ。
デアでは、繊細で難易度が高い衣類も職人が1点ずつ手洗いでクリーニングします。
ステージ衣装には汗などの水溶性の汚れの他に、ファンデーションなどの油性の汚れも大量に付着します。これらの汚れはブラッシングして浮かさないと落ちないのですが、ゴシゴシこすることは絶対に厳禁です。
洗うことが難しい衣装を何着も何着も洗ってきたデアでは、お預かりした衣装それぞれに適した洗い方で丁寧に汚れを落としていきます。
ちなみに、このお写真で使っている洗剤は合成洗剤ではなく無添加の天然石けんなんですよ。
ダンスドレスも無添加の天然石けんのフワフワの泡で洗っていきます。
残留洗剤の心配もありませんので着る方の肌にも優しい仕上がりになります♪
ダンスドレスクリーニングの失敗例
ダンスドレスは本当に繊細で、プロでも間違ったクリーニングをしてしまうと着用できない状態になってしまうことがあります。
ケース1:ストーンが落ちてしまいました
知識のないクリーニング店に依頼してしまうと、ダンスドレスをドライクリーニングで処理されてしまうことがあります。
ドライクリーニングは型崩れしやすい衣類などに用いられる方法なのですが、ダンスドレスにドライクリーニングは向いていません。
なぜなら、ドレスに散りばめられているストーンはボンドで接着されていることが多く、ドライクリーニング溶剤はこのボンドを溶かしてしまうから。
ドライクリーニングをしてしまったために、このような素晴らしいストーンがゴッソリ落ちている様子を想像するとゾッとします・・・。
専門知識がないクリーニング店に預けてしまうと、本当にこういったトラブルが起こってしまいますのでくれぐれもご注意ください。
ケース2:おしゃれ着用洗剤で手洗いしたらまだらに・・・
ダンスドレスをご自宅で洗ってしまった個人の方の事例です。
おしゃれ着用洗剤で洗剤液を作って一晩置いて手洗いしたところ、とんでもないことになってしまいました。
キレイに発色していたドレスがまだらに色落ちしてしまったんです(泣)
まだまだ新しいドレスだったのですごく残念です。
こちらの方は社交ダンスのドレスをおしゃれ着用洗剤で手洗いしたことでドレスの色が落ちてしまったようです。
汗を吸って重くなってしまったダンスドレスをご自宅で洗えたらコストも抑えられますしスッキリしますよね。
お気持ちはとてもよくわかるのですが、自己流でのお洗濯は本当に危険なのです。
そもそもダンスドレスって自分で洗っていいの?
ダンスドレスのお洗濯は、専門知識がある職人が手洗いでクリーニングするデアにお任せいただきたいというのが本音です。
ただ、毎回クリーニングに出すわけにもいかないですよね。
クリーニング屋さんとしてはあまりおすすめできないのですが、ダンスドレスには手洗いできるものもあります。
どうしても自分でお洗濯したい場合は、必ず色落ちのチェックをしてください。
目立たないところにおしゃれ着用洗剤の原液を少しだけ塗って5分くらい待ちます。
真っ白いタオル(汚れても良いもの)などを当ててみて色移りするようであれば、そのドレスは家庭洗濯で色落ちするため自分で洗うことはできません。
ダンスドレスの家庭洗濯はリスクが高い
チェックで色移りしなければ一応洗濯可能ということになるのですが、ダンスドレスは本当に繊細な衣装なので、ほんのちょっとしたことでダメージを受けてしまいます。
例えば水の温度が高かったり自然乾燥せずに乾燥機で乾かしてしまうと色落ちだけでなく縮んでしまう原因にもなってしまいます。型崩れも起こります。
また、お洗濯によってストーンが取れてしまうこともよくあります。
お洗濯1回目は大丈夫でも、だんだん接着剤が弱くなってきてポロポロと落ちてしまうんです。
ドレス本体は色落ちしなくても飾りのお花が色落ちしてドレスに色が移ってしまったなど、一般衣類では想定できないようなトラブルが実際にあります。
特に海外製の安価なドレスはこういったトラブルが起こる可能性が十分に考えられます。
ダンスドレスのクリーニングはデアにおまかせください
本日のデアの通信簿はダンスドレスの洗い方の注意点のようになってしまいましたが、ドレスクリーニングはプロでも非常に難易度が高いお洗濯なんです。
高価なドレス、買ったばかりのドレスを自宅で洗濯したために着られない状態になってしまった・・・なんてことがあったら大変です。
洗いにくい衣類は無理してご自分で洗おうとせずに、デアにご依頼くださいね。
汗、匂い、シミなど気になる汚れをしっかり落としてお届けいたします!