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【お客様の声】デアのゴム引きコートクリーニングに対するお客様の感想

本日のデアの通信簿では、ゴム引きコートのクリーニングについてご紹介します。

ゴム引きコートと言われてもあまり馴染みがないかもしれませんが、「マッキントッシュコート」と言われたらお分かりになる人も多いのではないでしょうか?

とても画期的な方法で作られている英国では定番のコートなんですよ。

目次

ゴム引きコート=イギリスのマッキントッシュ


ゴム引きコートメーカーとして世界一知られているのは、イギリスのMACKINTOSH(マッキントッシュ)です。
他には、ルイヴィトンもゴム引きコートを製造しています。

マッキントッシュはチャールズ マッキントッシュが創設したブランドで、彼が開発した防水生地「マッキントッシュクロス」はブランドを象徴する生地であり、特許も取得しています。

現在もマッキントッシュのゴム引きコートには、このマッキントッシュクロスが使用されています。

マッキントッシュクロスとは?ゴム引きコートとは?

マッキントッシュは1823年にイギリス・グラスゴーで誕生しました。
イギリスは雨が多いことで知られていて、数々の機能的な防水アイテムが開発されていますが、マッキントッシュもそのひとつ。

当時のイギリス・ロンドンで防水向けの衣類として使用されていたのはキャンパス地にオイルを塗ったような外套です。
ちなみに、のちの1894年に同じく英国で誕生することになるBarbour(バブアー)のオイルドコートも高度な防水・防寒を目的として開発されています。

マッキントッシュクロスは、2枚の薄い生地の間に溶かした天然ゴムを塗って圧着して、熱を加えたものを1枚の生地としてあります。生地の層の間に天然ゴムを挟むことで、高い防水性を実現しているのです。

次に、このマッキントッシュクロスをコートに仕立て上げるのですが、ここでも防水性をより強固にするために一工夫されています。

どんな衣類でも生地から服に仕立てると必ず縫い目ができるのですが、生地が防水でも縫い目からは浸水してしまうので、縫い目の防水加工は非常に重要です。
マッキントッシュ ゴム引きコートは、さらに防水性を高めるために、縫製を行なった全ての部分の裏目からさらにテープを貼って、コートの中には水が入らないようにしてあるのです。

テープ貼りは職人が指に特殊な接着剤をとって生地に貼り付けて、上からローラーをかけて圧着しながら乾かすという手の込んだ工程で行われています。
現在もこの方法で製作していてマシンによる量産は行われておらず、限定数の生産となっています。

マッキントッシュは英国を代表するブランドです

マッキントッシュ ゴム引きコートは、画期的なコートとして瞬く間にヨーロッパ中に広がりました。
英国の上流階級の人々の間では乗馬コートとしての人気も高まり、さらに実用性が抜群に良かったことから、英国陸軍や国有鉄道の制服としても採用されています。

現代日本では、機能性の高さもさることながら、その見た目の美しさで広く愛されています。

マッキントッシュ ゴム引きコートは家庭洗濯ができません

こちらは、デアでお預かりさせていただいたマッキントッシュゴム引きコートの洗濯表示です。

4つの洗濯表示がバツになっていますが、これの意味は、
・水洗いはダメ(手洗いでも不可)
・漂白剤はダメ
・アイロンはダメ
・ドライクリーニングもダメ
となります。
いったい、どうやって洗えばいいの?という感じですね!

当然ながら家庭で洗うことはできないのですが、ドライクリーニングもダメとなると一般的なクリーニング店では洗い方がわからないため引き受けることができません。

日本中のほとんどのクリーニング屋さんは、型崩れや洗濯トラブルリスクがある衣類はドライクリーニングで洗います。
そのため、ドライ処理がダメとなると洗う方法がなくなってしまうのです。
実際、ゴム引きコートを街のクリーニング屋さんに持ち込んでも、お断りされてしまうことがほとんどだと思いますよ。

しかし、だからといって洗わないまま着続けることはできませんよね。

デアならゴム引きコートのクリーニングも可能です

デアではマッキントッシュ ゴム引きコートでも、ルイヴィトンのゴム引きコートでも、水洗いでクリーニングを施すことが可能です。
洗濯表示はあくまでも家庭向けの洗濯方法を指示する表記ですので、本物のプロがいるクリーニング店では洗うことができるのです。

水洗いで汚れも匂いもスッキリ!

「マッキントッシュコートは洗えない」と言われることもあるのですが、決してそんなことはありません。
デアでは、洗浄力が強いのに、生地を傷めないように特別に調合されたゴム引きコート専用の洗剤を使って洗います。

検品したコートは、専門知識が深い職人による丁寧な手洗いで前処理を行います。
マッキントッシュクロスは綿100%の生地をゴム引きしてあるのですが、生地そのものが密に詰まっているためしっかりと洗浄しないと汚れは落ちません。
専用の洗剤の泡で手洗いすることで、コートに付着しやすい汚れや黒ずみもしっかりと落とせます。

職人の目で汚れ落ちをチェックしながら手作業で前処理をしたら、洗濯機で優しく洗っていきます。
コート全体を泡と水流で洗うことで、汗、襟元・袖の皮脂よごれ、焼肉のニオイ、タバコ臭、花粉などの見えない物質などの蓄積汚れも落ちます。
見た目も綺麗になりますしコートがふわっと軽くなりますよ。

プロによるアイロンでシワのない仕上がりに!

ゴム引きコートは仕上げのアイロンも非常に大切です。
マッキントッシュゴム引きコートは、2枚の薄い生地の間に天然ゴムが圧着されているのですが、アイロンのかけ方を間違ってしまうと、この見えない部分に施されているゴムが劣化してしまいます。

デアでは主に業務用のアイロンを使用して、熱や強い圧力ではなく蒸気を使ってプレスを行なっていきます。

職人が手元で蒸気の具合を調節しながら、ゴムが傷まないような技でシワをしっかり伸ばしていきます。
→デアのマッキントッシュ ゴム引きコートクリーニングの流れをさらに詳しく見る

防水テープの補修も可能です

着用期間が長くなると、裏側に接着されている防水テープがどうしてもはがれてきてしまいます。

これはボンドが劣化してくるためなので経年劣化となり防ぐことはできません。特に摩擦が多い脇部分のテープ剥がれでお困りのお客様が多いようです。

デアではこの防水テープの補修も可能です。クリーニングと同時にご利用いただけますので、気になる部分がありましたらご相談くださいね。

【お客様の声】マッキントッシュ ゴム引きコートが軽くなったような気がします

こちらは、デアのマッキントッシュゴム引きコートのクリーニングをご利用くださったお客様の声です。

マッキントッシュのコートの注文をしました。
クリーニングのデアさんは、ホームページにマッキントッシュの特別な枠が設けられていて、読んでみてすごい知識量だったので、頼むならここだと思いました。
黒ずんだ部分の汚れもとれて、軽くなったような気がしました。
今後もマッキントッシュはお任せします。
(広島県 広島市 Y.S様)

デアのコメント

Y.S様にご満足いただけたことを、従業員一同大変嬉しく感じております。
また、ホームページを大変ご丁寧に読み込んでいただけていることにも感激しております。

デアでは通常ではお洗濯できないゴム引きコートも劣化を防ぎながら水洗いすることが可能です。
蓄積されていた汚れが落ちたことで、軽さを感じていただけたのではないかと思います。
ぜひまたのご利用をお待ちしております。
ありがとうございました。

ゴム引きコートのクリーニングは特性を理解しているお店に依頼してください

ゴム引きコートのクリーニングは、一般的なコートのクリーニングよりもはるかに難易度が高く、間違った方法で洗ってしまうと天然ゴムの破損、型崩れがおきます。
こういった特殊技術が必要なクリーニングは、必ず製品の特性を理解しているお店にご依頼くださいね。

デアには、マッキントッシュやルイヴィトンのゴム引きコートのクリーニング依頼、テープ剥がれの修理のご注文がたくさん寄せられています。
ちなみにBarbour(バブアー)オイルドコートのリプルーフ技術もございますので、こちらもお問い合わせいただくことがとても多いんですよ。

高い技術を持った職人が責任を持ってクリーニングとメンテナンスを行いますので、安心してお任せいただけます。
洗いたくても洗えない!とお困りの衣類のクリーニングは、ぜひデアにご相談くださいね!

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