クリーニングのプロが教える布団の洗い方

自宅でどうやって洗うの?コインランドリーで布団を洗う時の注意点とは?布団クリーニングのメリットは?

目次

清潔なお布団・毛布で眠ろう

快適に睡眠をとるために、お布団・毛布はかかせません。一般的な多くの人は、ほぼ毎日、同じお布団と毛布で睡眠をとることでしょう。
でも、ちょっと待って!
あなたが毎日かぶって寝ている、そのお布団と毛布を、以前いったいいつ干しましたか?
シーツはいつ替えましたか?
気がつくとちょっとなんだかお布団がクサイ…なんてことになっていないでしょうか?
人間は八時間の睡眠中に500ミリリットルの汗をかくと言われています。

それを毎晩そのままにしたら…。寝具やベッドの裏にカビが生えたり、ダニの温床になることはまず間違いありません。

● 忙しくても清潔なお布団で眠りたい!
● 子供がお布団におねしょしてしまった!
● ペットがお布団に粗相してしまった!
● お布団が湿っぽくてクサイ!
そんなときは、一刻も早く布団をキレイに洗いましょう!

自宅で布団を洗うメリット・デメリット

さあ、布団を洗うと決まったら、まずは自宅でできないか考えてみましょう。
自宅で洗う時のメリットとデメリットはこのような感じですが、どうですか?

メリット
● 圧倒的にコストがかからない
● 自分の都合・予定に合わせて洗濯できる
● 布団を運搬する手間いらず

デメリット
● 洗える布団と洗えない布団がある
● 大掛かりな作業の手間がかかる・時間がかかる
● ちゃんとキレイになるかどうかやってみなければわからない
● 布団が縮んだり、ヨレたり、いたんだりするリスクがある
● 脱水・乾燥が大変
● 布団についている生きたダニ・ダニの死骸・ダニの卵などは、ある程度しか除去できない。

自宅で布団・毛布を洗えるかチェック

まずは布団を洗う前に、布団の洗濯表示をチェックしましょう。

自宅で洗えるもの
● 洗濯機マークが表示されているもの
● 手洗いの表示があるもの

このような表示があれば洗うことができます。

この洗濯表示は、40℃までのぬるま湯で、洗濯機で弱い洗濯処理ができるという表示です。
水~ぬるま湯を使って、優しい洗濯モードでなら、洗濯機洗いができます、ということですね。
この洗濯表示は、40℃までのぬるま湯で、手洗いによる洗濯処理ができるという表示です。
水~ぬるま湯で、手洗いで優しく洗いましょう、ということですね。

自宅で洗えないもの
● ライマークの表示があるもの
● 家庭での洗濯禁止の表示があるもの

これらの表示がある場合は、自宅で洗うと布団がいたむので、布団クリーニングの専門店に出しましょう。

これらの表示は、ドライクリーニングの表示です。専門店でのドライクリーニングが可能である、という意味です。自宅での洗濯は避け、布団クリーニング専門店に依頼しましょう。
この表示は、洗濯処理ができないという意味の表示になります。家庭やコインランドリーでの洗濯はまず不可能ですので、布団クリーニング専門店に依頼しましょう。

自宅での洗濯機洗いをしてはいけない布団の種類

縮みやすい性質があるため、羊毛の毛布・布団は洗濯機での洗濯に適しません。
敷き布団も洗濯機でのマシンウォッシュには適しません。内容物がよれやすいためです。

これらをいたませないためには、家庭ならば手洗い・踏み洗いを行うか、布団クリーニング専門店に依頼してクリーニングをしましょう。

布団を洗濯機で洗う場合の詳しいやり方

自宅の洗濯機がファミリーサイズであれば、「大物洗い」「毛布洗い」などの洗濯機のモード選択で、以下のものを洗えます。

■ シングル   肌掛け布団・敷きパッド・掛け布団
■ セミダブル  肌掛け・合い掛け布団・敷きパッド
■ ダブル    敷きパッド

布団をしっかりと乾燥させるのは時間がかかるので、良く晴れた朝に布団洗濯を行い、すぐに干すといいでしょう。

洗濯機での布団の洗い方
1.洗濯洗剤は、溶け残らないようしっかり粉洗剤を溶かすか、中性のおしゃれ着専用液体洗剤など素材に優しいタイプの液体洗剤を使用してください。

2.一度に洗濯する枚数は欲張らずに少な目(1枚~2枚)で、大型洗濯ネットがあればそれに布団を入れてスイッチをオン。

3.洗い終わったら、風通しの良い晴れた屋外で、なるべく風にあたりやすい形に広げて干します。

洗濯機を使わず家庭の浴槽で布団を洗う方法

1.30度ほどのぬるま湯を浴槽にためます。布団がしっかりとつかり、踏み洗いがしやすいよう、ぬるま湯の量は浴槽の半分ほどでOKです。

2.洗濯洗剤(溶けやすい液体のおしゃれ着専用中性洗剤など)をぬるま湯に良く溶かします。洗剤の分量は少なすぎると汚れ落ちが悪くなりますが、多すぎるとすすぎが大変になります。
3. 手で押し洗いをしたり、足で踏んで踏み洗いをします。結構汚れた水が出てくるかもしれません。

4.2回ほどぬるま湯を交換し、浴槽の中で踏み洗いしながらすすぎます。

5.ぬるま湯を抜いた浴槽のフチに布団をかけて、放置して自然に脱水させます。1時間半ほど放置し、可能な限り絞ったりもんだりして水を抜いておきます。

6.風通しの良い屋外に干します。羽毛の布団の場合は天日干しはいたむもとなので陰干しをおすすめします。完全に乾くまでは2~3日必要なので、様子を見ながら、夜は屋内に入れたりしてしっかりと乾かします。

コインランドリーで布団を洗うメリット・デメリット

自宅で洗うのは、洗濯機を使っても浴槽で踏み洗いをするにしても手間がかかる大掛かりな作業になるし、ならばコインランドリーはどうでしょうか?
布団を乾かす工程がかなり楽になりそうですが、メリット・デメリットを見てみましょう。

メリット
● 備え付けてある洗濯機の容量によっては大きい布団も洗える
● クリーニング専門店に布団クリーニングを依頼するよりは安い
● 2~3時間ほどで仕上がる
● 乾燥まで機械で一気に行える

デメリット
● 洗える布団と洗えない布団がある(家庭洗濯機での布団洗濯と同様で敷布団・羊毛布団(毛布)などは洗えない)
● 布団が縮んだり、ヨレたり、いたんだりするリスクがある。特にコインランドリーでの乾燥は、高温の熱を与えて乾燥させるため、布団がいたみやすい
● コインランドリーまでの布団運搬が一苦労
● 自宅での布団洗濯よりはコストがかかる(洗濯・乾燥使用で1,500円~2,000円ほど)
● 汚れがきちんと布団の中まで落ちるかわからない
● コインランドリーの洗濯機の洗濯槽は、過去に持ち込まれた、他人の汚物やペットの尿のついた● 衣類や布団を洗った可能性がある。いろんな人が使ったあまり清潔ではない洗濯槽を使用しなければならない(ドラム洗浄機能もあるが、完璧に除菌できるとは言い切れない)
● 布団についている生きたダニ・ダニの死骸・ダニの卵などは、70%ほどしか除去することができない。

布団をコインランドリーで洗う場合のやり方

布団をコインランドリーで洗うと決めたら、何が必要になるでしょうか?

用意するもの
● 洗いたい布団 
シミなどは取れにくいので、シミの部分だけポイント的に事前に石けんなどをつけてこすり洗いを。汚物(吐しゃ物やペットの尿など)は、きちんとふき取り、洗面所などで部分洗いをして落としておくのもマナーですね。
● 布団を縛るヒモ
布団を洗濯機に入れるとき、ロール状にしばるためのヒモです。着物の着付けに使うような綿の太めのヒモが理想です。
● 布団袋・バッグ
布団運搬用の袋なども用意しておくといいでしょう。

コインランドリーでの布団の洗い方
1.洗濯表示をチェックする。洗える・洗えないの判断は、家庭での洗濯機の場合と同じです。

2.布団をロール状に巻き、ヒモで縛る。洗濯中にほどけないように2か所から3か所を縛っておきます。

3.コースやモードを選択して、スイッチを入れる。

4.乾燥の際は10分ごとなどこまめに布団をひっくり返し、乾燥させやすくすること。1時間~1時間半ほど時間をかけてしっかりと乾かします。

布団についたダニ・ダニの死骸・ダニの卵などの除去率

布団について繁殖したダニ・ダニの死骸・ダニの卵は、布団の洗濯やクリーニングによってどの程度除去できるのでしょうか。
家庭での洗濯・コインランドリーでの洗濯・クリーニング専門店での布団クリーニングで、除去率を比較してみましょう。

家庭での洗濯・天日干し

布団についたダニの除去率は最も低いと言えます。

ある程度の除去効果はありますが、家庭での洗濯・日光にさらすだけでは、生き残るダニも多くいます。
ダニの死骸は洗濯によって水で洗い流せますが、除去率は高くありません。

熱にさらすことでダニは死にますが、日光の紫外線の熱だけでは多くのダニは生き残ってしまいます。

コインランドリーでの洗濯・乾燥

ダニの除去率は70%と言われています。
洗濯というよりも、乾燥段階で乾燥機の高温の熱にさらすことで布団についたダニを死滅させます。
ただ、乾燥段階で死滅させても、ダニの死骸は布団についたまま残ってしまうので、死骸まで除去することはできないのです。

また、ダニは死滅させることができても、高温の熱に布団をさらすので、繊細な素材の布団や、使い込んでいたみやすくなっている布団などは、かなりいたんでしまうという大きな欠点があります。

クリーニング専門店での布団クリーニング

ダニの除去率は98%です。
ほぼすべてのダニを死滅させ、ダニの死骸・ダニの卵を除去することができます。時間をかけてプロのクリーニング職人がしっかりと洗浄剤を塗布して洗い、すすぎも念入りに行うためです。

クリーニング専門店によっては、布団の内部の綿や羽毛にまで水を噴射させてダニの死骸を洗い落とすジェット水流を使ったジェット水流方式を採用しているところもあります。その段階ですでに90%の生きたダニ・ダニの死骸・ダニの卵が除去されます。

70~120度の温度の乾燥室で、調整を行いながら乾燥させて布団を仕上げると、生き残ったダニもほとんどすべてが死滅します。

クリーニング専門店がダニの除去率では圧勝

家庭やコインランドリーでは再現できないレベルでの清潔さが欲しいならば、やはりクリーニング専門店をおすすめします。

布団のダニが気になっているならば、クリーニング専門店に依頼しましょう。そのほうが確実にダニを除去することができます。

デアのプロフェッショナルによる布団クリーニングとは

クリーニングのデアの宅配布団クリーニングは、弊社提携の佐川急便がご指定の住所にうかがい、クリーニングをしたい布団をお引き取りいたします。

自家用車などでコインランドリーへ布団を運搬することが難しい方、お仕事や子育て・介護などでお忙しい方、また、お体が不自由な方、ご事情があって布団を自宅やコインランドリーで洗うことができない方にも、たくさんのご注文をいただいております。

簡単なインターネットでのご注文から始まる3ステップで布団クリーニングが完了します。

1.注文フォームを入力、注文する

2.弊社提携の佐川急便の集荷サービスで梱包した布団を引き渡す

3.クリーニングが終わるとご指定の住所へ発送。キレイになった布団がお客様のお手元へ

クリーニングのデアの布団クリーニングは、口に入れても安心な天然油脂が原料の天然石けん・布団クリーニング専用ブラシを使い丁寧に手洗いいたします。
汚れ落としに最適な性質を持つ、クリーニング工場で作られたマイナスイオン水をジェット水流方式でジェット噴射し、布団のなかの綿や羽毛などの内容物まで洗浄します。

乾燥は清潔なヒノキ作りの乾燥室で、布団の内部までしっかりと時間をかけて仕上げます。

洗浄・すすぎ・乾燥の工程を経て、布団に付着していたダニはほぼすべて確実に死滅させています。

クリーニングのデアのこだわりの布団クリーニングは、プロの高度な技術と一流の工場設備で、ご自宅での洗濯やコインランドリー洗いには再現できないふかふかの布団の仕上がりを実現しています。
上質な布団も扱いなれたプロフェッショナルのクリーニング師による布団クリーニングなので、高級布団も安心してお任せください。

クリーニングのデアの布団クリーニングは、24時間365日、いつでもインターネットよりご注文をお待ち申し上げております。
布団クリーニングでお困りの際は、クリーニングのデアにぜひお声がけください。

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