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シャネルのデニムショルダーバッグ 色あせ補修

CHANEL(シャネル)お馴染みのアイコンと言えばCCマークですが、それに並び立つアイコンに「カメリア」があります。
ココ・シャネルが盟友から贈られたというカメリア(椿)をモチーフにしたバックは、女性をよりエレガントで魅力的に引き立ててくれます。

今回ご紹介するのは、そんなカメリアの刺繍が施されたデニムのチェーンショルダーバッグの、色あせ補修の事例です。

ビフォー
シャネルデニムバックBEFORE1
アフター
シャネルデニムバックAFTER1
目次

デニム地の染色補修

クリーニングのデアのバッグクリーニングでは、クリーニング作業だけではなく、お客様のご希望により色のお直しも承っております。
通常、布製バッグのリカラー(色を塗って補修する作業)は難しく一般的には断られてしまうことが多いのですが、当店ではこのような濃いデニム地の場合はリカラーが可能です。

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シャネルデニムバックBEFORE2
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シャネルデニムバックAFTER2

1点1点職人の手作業で色を乗せていきますので、ロゴを象った金具の周辺も綺麗に染めることができます。

また、今回のシャネルのバッグは元々均一の青色ではなく、ウォッシュド加工の施された素材特有のムラ(霜降り)感が見受けられました。
この場合は、濃い部分に合わせてリカラーを施しながら、元のムラを極力再現できるよう作業していきます。

このような染色が出来るクリーニング店は稀で、特殊クリーニングを長年手掛けてきた店ならではの技術といえます。

リカラーへのこだわり

これからもお客様にお使いいただく物だからこそ、「見た目を綺麗にしてほしい」だけで終わらないのがバッグのリカラーの難しいところ。

染め上げられた布を使って作られた新品とは違い、長年愛用されてきたバッグの色を整えていく作業はより繊細です。
リカラー作業にともなう質感の変化をどのように緩和していくのか。
また、元の色味をどのように推察するかなど、作業には経験により培われた職人の目が必要になってきます。
これはデニム地に限らず、革製品にも共通した腕の見せ所です。

今回の場合は、なるべく元の質感が損なわれないよう注意しながら、染料が入る可能な範囲を探り、見た目の色とのバランスを取って作業を行いました。

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シャネルデニムバックBEFORE3
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シャネルデニムバックAFTER3

お品物に合わせたお直しを

デアでは、時間を掛けてお品物1点1点を職人が拝見し、状態に合わせた作業をさせていただきます。

お電話・メールでのお問い合わせやお写真だけでは判断が難しいご相談も、一度お品物をお送りいただくことで、より詳しくお調べすることができます。
(お品物をご送付いただく場合には、ご注文の流れをご確認いただき、事前にインターネットより「お見積り希望」としてご注文をお申し込みください)

長年愛用されてきたデニムバッグには、一つ一つの持ち味があり、使われ方も様々です。
少し色あせてきてしまったけれど、まだまだ使いたい!
そんなデニムバッグがありましたら、ぜひ一度当店にご相談ください。

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