あなたのエルメスのガーデンパーティーはどっちのタイプ?
日本で長い間絶大な人気を誇っている「HERMES(エルメス)のガーデンパーティー」。
容量たっぷりのトートバッグ型なので、書類などの荷物が「がばっと」入れられて、カジュアルとフォーマル両方なじむ「使い勝手の良さ」が人気の秘密です。
レザーやデニムなどさまざまなタイプがありますが、今日は一番人気の高いキャンバス地のガーデンパーティーについてのご紹介です。
キャンバス地のガーデンパーティーのさわやかな色合いは、どんな洋服にも合わせやすいところが人気の秘訣。
そして、キャンバス地のガーデンパーティーの中でも2種類の素材タイプが存在しているのをご存知でしょうか?
1つはキャンバス地、もう1つはキャンバス地に樹脂コーティング(塩化ビニール加工)がされているタイプです。
素材の違いは写真では分かりにくく、実際に手で触った時につるつるしている(樹脂コーティング)かどうかで判断してみて下さい。
どちらのタイプも、使い込んでいくと同じような黄ばみが出てきます。
キャンバス地は、どうしても日焼けによって色の変化が起きてしまうもののようです。
この黄ばみを改善したいという方は本当に多いのですが、素材の違いで改善方法が異なります。
樹脂コーティングされていないタイプの生成りのキャンバス地のガーデンパーティは、生地の黄ばみを直接漂白することが出来るのでしみ抜きプラスで白さを取り戻すことができます。
こちらのタイプの方は、下記のページのビフォーアフターをご覧ください。
◆◇◆生成りタイプのガーデンパーティービフォーアフター◆◇◆
初期シリーズに多い樹脂コーティングタイプのガーデンパーティーについては、2層になっているため黄ばみをダイレクトに漂白することができません。
そのため、上から濃い色を吹き付ける「色替え(染め替え)」で生まれ変わらせることができるのです。
今日は、その樹脂コーティングタイプのガーデンパーティーのビフォーアフターをお届けします。
まるでオールレザーのガーデンパーティーのように!
全体的に黄ばみが目立ったガーデンパーティー
お世辞にも「白い」とはいえなくなってしまったガーデンパーティー。
日焼けや経年による黄ばみは、ガーデンパーティー共通の悩みです。
これを改善するために、樹脂コーティングタイプのガーデンパーティーは濃いめの色(ブラックやこげ茶など)を全体的に入れることで、まるで総革張りのガーデンパーティと見間違える程の仕上がりが実現しています。
素材の特性上、どうしてもキャンバス地自体の黄ばみが取ることが難しいため、言い方は悪いですが「隠す」ように濃いお色を入れて新しいガーデンパーティへと変貌させるのがデアのバッグ色替え技術です。
バッグの内側まで綺麗に色替え(染め替え)
バッグのリカラー(元のお色に補色)や色替え(染め替え)をする場合、バッグの形状によって内側は出来る範囲が異なります。
エルメスのガーデンパーティーの場合は、内側まで全て色を入れることが出来る形です。
ビフォー画像のように、ボールペンのしみが付いてしまっていたり、ジュースやお酒の跡が付いてしまっていても、色替え(染め替え)をすることで綺麗に生まれ変わります。
四つ角のスレも美しくまるで新品のように!
バッグの底の四つ角部分は、机に置いたり床に置いたりすることでスレが生じやすい箇所です。
この四つ角のスレも、丁寧に職人が色を入れていきます。
気になる人にとっては致命的な汚れとなる四つ角のスレが色替え(染め替え)することが改善することができるのです。
デアのリカラー・色替え技術
ガーデンパーティーの色替え(染め替え)をする場合、ステッチを残すかどうかという選択が可能です。
上のビフォーアフターは、ステッチを残さない選択をされたバッグの色替えです。