花粉症の洗濯物対策。外干しはダメ?みんなはどうしてる?

毎年やってくる花粉症の季節ですが、今年は例年よりもシーズン入りが早く花粉の量も爆発的に多いと言われています。
花粉症の方もそうでない方も、困ってしまうのが毎日のお洗濯ではないでしょうか。

なるべく花粉が付着しないような干し方をしたいけど、洗濯物ばかりに手間をかけてはいられません。
そこで、花粉症の症状をなるべく抑えるための衣類と洗濯物の干し方のコツをご紹介します!

目次

洗濯の前に。花粉症と衣類について


室内になるべく花粉を持ち込まないように、帰宅したら玄関を上がる前に髪の毛と衣類の花粉を払うようにしましょう。
花粉をしっかり払わないと家の中に持ち込まれてしまい、室内でも花粉症の症状が出てしまいます。

 

花粉が付着しやすい服、付着しにくい服

花粉症の季節にはなるべく表面のデコボコが少ない服を着るようにしましょう。デコボコが多い服やふわふわ繊維の服は、それだけ花粉の付着量が多くなってしまいます。
この時期に避けたい繊維はウールやニット、ボア、フリース、コーデュロイ、ベロアなどのデコボコ素材。
肌寒い日にウールのセーターを着たくなる日もありますが、花粉症の症状がある方は避けた方が良いでしょう。

花粉が残りにくい繊維は、ナイロンやポリエステルなどのツルンとした繊維を使った衣類です。シルク、コットンもとても良いですよ。
手でサッと払ったら花粉が落ちるようなイメージの表面がツルツルした衣類がベストです。
ただし、化学繊維は静電気が起きやすいので、洗濯の際には柔軟剤を使って静電気を抑えるようにしましょう。

花粉症の季節にはなるべく髪と体に花粉が付着しないように、ツルンとした素材のロングコートが推奨されています。花粉症用の眼鏡とマスクもあります。
通勤時、通学時には難しいですが、髪に花粉を付着させないように、帽子(ニット帽は絶対にダメ!)も良いですよ。
帰宅したら家に入る前にコートを脱いで手で花粉を払うこともお忘れなく。

 

花粉症に負けない洗濯のやり方

花粉症の季節にぜひ気を付けておきたい洗濯のやり方を見ていきましょう。

柔軟剤はマスト。静電気を防ぎます


普段は柔軟剤を使わない方もこの時期だけは使用することをおすすめします。
柔軟剤には陽イオン系界面活性剤という成分が含まれています。柔軟剤が衣類に浸透することで繊維が整って摩擦が起きにくくなるため、静電気防止の効果を発揮してくれるのです。
静電気によって衣類に吸い寄せられる花粉の量をしっかりと減らすことができますよ。
化学繊維の衣類を着用する際には特に柔軟剤の使用をおすすめします。

 

花粉が飛ぶ季節の外干しは避けましょう


花粉が飛ぶ季節に外干しをしてしまうと衣類に大量の花粉が付着してしまいます。
飛散が落ち着くまでは外干しは避けて部屋干しに徹しましょう。

近年の洗剤の目覚ましい進化によって部屋干しの臭いが気になることも減ってきましたが、毎日部屋干しとなると工夫も必要です。

 

洗ったらなるべく早く干す

洗濯物は濡れている時間が長いほど菌が繁殖するため臭いが出やすくなります。
洗い終わったらなるべく早く干すようにしましょう。

もし洗濯機に「部屋干しコース」があるなら使ってみて下さい。
完全に乾くわけではありませんが部屋干しの時間を短くすることができますよ。

 

風を当てる工夫をする


エアコンの部屋干しモードや浴室乾燥は効率良く部屋干しができるのですが、電気代の値上げを考えると洗濯のたびに使うことはなかなか難しいのではないでしょうか。

なるべく少ない電気代ですっきり爽やかに部屋干しをするなら、扇風機やサーキュレーターの風を活用しましょう。
扇風機の電気代は案外安くて、1時間動かし続けても約0.6円~1円程度と言われています。

また、干す場所も北側の日の当たりにくい部屋よりも南向きの日が差し込むあたたかい部屋の方が、さらに短時間で乾かすことができますよ。

 

部屋干しができないときはどうすればいい?

外干しはしたくないけど、居住環境によって部屋干しができないときもありますよね。
本当は花粉が飛散する季節の外干しは避けた方が良いのですが、どうしても難しいときは花粉が付着しにくい方法で外干しをしましょう。

 

時間帯をチェック


1日の間の花粉のピークは「11時~14時」「17時~19時」くらいになります。
スギは朝に花粉を放出します。この花粉が風に乗って午前中から正午にかけて住宅地や都市部に舞います。
午後にいったん落ち着いて、夕方の気温が下がるタイミングでもう1度多くなることがあります。これは気温の低下によって空気が対流することで地面に落ちた花粉が再び舞うためと言われています。

洗濯物を外干しするときは、花粉が大量に飛散する「11時~14時」「17時~19時」を避けることは鉄則です。
おすすめできる時間帯としては夜です。夜に干して朝の出勤前・通学前に取り入れると洗濯物への付着を極力抑えることができます。

夜干しが難しいときは、朝干して午前中の花粉のピークを迎える前に取り込んで乾いていない衣類だけ部屋干しをするという方法もあります。

 

花粉を払う

外干しの洗濯物を取り込むときには、1枚ずつ手で花粉を払って下さいね。
外干しで付着してしまった花粉は手で払うだけでもなんと4割も落ちると言われています。

 

布団はどうすればいい?


布団も布団カバーもできれば部屋干しをおすすめします。
でも、花粉が気になるからといって大物の布団類を部屋干しするのは大変かもしれませんね。

布団カバーを外干しするときは、やはり花粉の飛散が少ない時間帯に干して、花粉を払ってから取り込むようにします。

布団は、この時期は無理に外干ししない方が良いでしょう。
布団乾燥機を使ったり、マットレスをベッドから外して湿気を飛ばす程度にしておいて、花粉の飛散が落ち着いたらしっかり干したり、衣替えのタイミングでデアの布団クリーニングをご利用下さい。

デアの布団クリーニングは無添加天然石けんを使って汚れを落とします。合成洗剤は使いませんので、毎日肌に触れる布団も安心です。
モコモコのやさしい泡で布団にしみ込んだ汗や汚れを落としたらたっぷりの水で洗い流しますので、花粉やダニも除去できますよ。

乾燥は外干しではなく布団も毛布もマットレスも布団専用の乾燥室で乾かしますので、屋外で花粉にさらされる心配は不要です。
フカフカに整えてお届けいたしますので、ぜひ私たちをご利用下さいね!

 

花粉症シーズンは生活に一工夫で心地良く過ごそう!


洗濯は毎日のことですので花粉症の季節はなかなか大変ですが、できるだけ部屋干しをすることで屋外から室内に侵入する花粉を減らすことができます。

また、室内はこまめに床を水拭きしたり、ウェットタイプのお掃除用シートで拭き掃除をして、床に落ちた花粉も除去しましょう。
寒い冬が終わって温かくなってきた季節をなるべく心地良く過ごせるように、ちょっとだけ工夫してみて下さいね。

目次