すごく大事!「洗濯の前処理(プレウォッシュ)」使う洗剤・道具・やり方は?

いつもデアをご利用いただきまして本当にありがとうございます。
早速ですが、汚れが気になる衣類があるとき、洗濯機に入れる前に「前処理(プレウォッシュ)」をしていますか?

前処理は安全にそして効率的に汚れを落とすためにクリーニング店でも非常に重要視する工程です。
今回は家庭洗濯の前処理(プレウォッシュ)についてご紹介します。

目次

お洗濯の前処理とは?

前処理(プレウォッシュ)は、洗濯機で洗う前に行う予洗いのこと。
ワイシャツの襟・袖などの黒ずみが洗濯機で洗っても落ちなかった経験はありませんか?
泥も落ちにくい汚れのひとつです。
こういった落ちにくい汚れを落とすために行う予備の洗いが前処理(プレウォッシュ)になります。

前処理(プレウォッシュ)のやり方

前処理(プレウォッシュ)のやり方は洗う衣類の繊維と汚れの種類によっていくつかありますが、ここでは泥汚れと襟・袖の前処理方法をご紹介します。

泥汚れの前処理(プレウォッシュ)


靴下やお子さんの衣類、野球やサッカーのユニフォームにつきやすい泥汚れは、前処理(プレウォッシュ)をしないとキレイに落とすことは難しいです。
さらに泥汚れは水溶性でも脂溶性でもない不溶性の汚れになるため、水やお湯につけ置きしてもなかなか落ちないのでコツが必要です。

泥汚れの前処理

▼用意するもの
・いつも使っている洗濯洗剤

まずは衣類についてしまった泥汚れをできるだけ取り除いておきます。
屋外でパンパンとはたいて泥を落とします。このとき、衣類が濡れていると落としにくいので完全に乾いた状態で行って下さい。
水につける前の乾いた状態にできるだけはたいて落としておくのが泥汚れを落とすコツになります。


続いて、液体洗濯洗剤を泥汚れに直接塗ります。
この状態で1時間~ひと晩つけ置きをします。

粉末タイプの洗濯洗剤をお使いの場合は、ぬるま湯に洗濯洗剤を溶かして1時間ほどつけ置きをしてみて下さい。
あとはいつもどおり洗濯機で洗います。

襟・袖汚れの前処理


襟・袖の汚れは脂溶性と水溶性の汚れが混ざっています。
脂溶性の汚れは私たちの体から分泌される皮脂、いわゆるアブラですね。
水溶性の汚れは汗や飲みこぼし、食べこぼしなどがあります。袖に多い汚れです。

通常の洗濯機洗いでは襟・袖汚れが落としきれず蓄積されてしまいます。飲みこぼし、食べこぼしも放っておくとシミになってしまいます。
気になったタイミングで前処理(プレウォッシュ)をして確実に落としていきましょう。

襟・袖汚れの前処理:軽い汚れの場合

▼用意するもの
・液体洗濯洗剤

襟・袖の汚れが気になる部分に液体タイプの洗濯洗剤を直接塗ります。
30分~1時間ほどそのまま置いて洗濯機で洗います。

この方法で洗ってみて汚れが落ちなかったり、汚れがひどい場合は次の前処理(プレウォッシュ)を試してみてください。

襟・袖汚れの前処理:汚れがひどい場合

▼用意するもの
・洗面器(洗面台でもOKです)
・洗濯洗剤または食器用洗剤
・衣類用のブラシやスポンジ
・酸素系漂白剤(必要な場合のみ)

ひどい襟・袖汚れは洗濯洗剤による前処理(プレウォッシュ)だけでは落としきれないことがあります。
この場合は、衣類用のブラシでこすって部分洗いをしてから洗濯機で全体を洗うと良いでしょう。


40℃程度のぬるま湯に汚れている部分をひたします。温度が高い方が汚れも落ちやすいのですが、衣類によってはお湯で洗濯ができないこともありますので、洗濯表示を確認して下さい。


汚れに洗濯洗剤または食器用洗剤を直接塗ってこすります。これだけでもかなり汚れが落ちますよ。

ブラシ・スポンジは衣類専用のものを1本用意しておくとちょこちょっと洗えて便利です。
ちなみにこのスポンジは、以前デアの社長にぬいぐるみを洗う時用におすすめと教えてもらったサンコーさんの「サンコー ちょこっと洗濯 スポンジ」です。

私も自宅で愛用していますが、衣類の表面をやさしくなでるように軽くクルクルこするだけで汚れが浮いてくるので、本当に便利です。
汚れ落ちを目でチェックできると、やる気にもつながります(笑)

歯ブラシを使う場合は力が入りすぎてしまうことがありますのでやさしくこすって下さいね。
洗い流して汚れ落ちを確認して下さい。汚れが落ちていたら洗濯機で全体を洗いましょう。
襟・袖だけでなく衣類全体の汚れが気になる場合は、この後酸素系漂白剤につけ置きしてから洗濯機で洗って下さい。

前処理(プレウォッシュ)のよくある質問


最後に前処理(プレウォッシュ)のよくある質問をQ&Aでご紹介します。

前処理(プレウォッシュ)で気を付けることはある?

前処理(プレウォッシュ)をする前に洗濯表示を確認して、衣類に適した洗い方を確認して下さい。
特に気を付けたいのが「お湯の温度」と「漂白剤の指定」です。
洗濯表示以上にお湯の温度を上げてしまったり、漂白剤が使えない衣類を漂白すると生地に強いダメージを与えてしまいます。
必ず確認して指示に従うようにしましょう。

重曹で前処理(プレウォッシュ)ができるって本当?

重曹でつけ置き洗いをする方法がネットでよく紹介されていますが、前処理(プレウォッシュ)はいつも使っている洗濯洗剤でもできます。
普段から洗濯洗剤を使っているのであれば、あえて重曹を使う必要はないと考えます。

固形石鹸でも前処理(プレウォッシュ)はできる?

洗濯用の固形石鹸や無添加天然石けんは前処理(プレウォッシュ)に使うことができます。
汚れが気になる部分をぬるま湯に浸して、石けんを直接塗りこんでみて下さい。

シミが気になるときの前処理(プレウォッシュ)はどうすればいい?

食べ物、飲み物のシミがついてしまった場合は、なるべく早く洗濯しましょう。
シミも前処理(プレウォッシュ)がとても大切です。
シミの裏側に乾いたタオルを当てて、シミに直接食器洗い用洗剤をつけます。
衣類用のブラシで叩いて、裏にあてた乾いたタオルにシミを移すように根気よくトントンと叩きます。シミが取れたら洗濯機で洗って下さい。

おしゃれ着の前処理(プレウォッシュ)はどうすればいい?

おしゃれ着もご紹介した方法で前処理(プレウォッシュ)ができます。
ただし、おしゃれ着はとても繊細な繊維でできているため、水の温度と使う洗剤に注意が必要です。
ぬるま湯は使わず常温の水で洗って下さい。前処理(プレウォッシュ)の洗剤も通常の液体洗剤ではなくおしゃれ着用洗剤を使って下さい。

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